韓国最大野党の支持率急落、尹大統領の身柄拘束が難航-最新世論調査
Soo-Hyang Choi
- 共に民主党の支持率は36%、昨年12月の前回調査から12ポイント低下
- 尹氏の与党「国民の力」の支持率は24%から34%に上昇
韓国の尹錫悦大統領に対する弾劾の動きを主導してきた最大野党「共に民主党」の支持率が急落した。捜査当局は尹氏の身柄拘束にてこずっている。
韓国ギャラップが10日に発表した世論調査によると、共に民主党の支持率は36%と、昨年12月に公表された前回調査から12ポイント低下。一方、尹氏の与党「国民の力」の支持率は、同じ期間に24%から34%に上昇した。
韓国ギャラップによると、最新の世論調査は全国の回答者1004人を対象に実施された。誤差率はプラスマイナス3.1ポイント。
韓国では大統領の権限を一時代行していた韓悳洙首相も弾劾訴追され、政治を巡る先行き不透明感が強まっている。捜査当局は先週、尹氏に対する逮捕状の執行を試みたものの、大統領警護チームに阻まれ、果たせなかった。
韓国ギャラップは、「こうしたイベントによって、与党支持者の間で政権交代を巡る危機感が高まったほか、最大野党を支持してきた穏健派やリベラル派の期待が後退したようだ」と指摘した。
共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表を次期大統領として支持する回答者の比率も32%と、前回調査の37%から低下。最新の調査で、尹氏の弾劾を支持する回答は64%、反対は32%だった。
原題:South Korean Opposition’s Support Slides as Yoon Defies Arrest(抜粋)
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