勃起障害も新型コロナの後遺症のひとつ 精神的ストレスが影響か
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の後遺症としてのED(勃起障害)は、入院した患者の19%に見られ、精神状態の悪化と関係している可能性が、日本人男性を対象とした研究(*1)で明らかになりました。
COVID-19の後遺症としてのEDは、精神状態の悪化と関連する可能性があります。(写真:Kittiphan/stock.adobe.com)
COVID-19の後遺症としてのEDの要因は?
COVID-19後にはさまざまな後遺症が現れる可能性があります。後遺症には、COVID-19に起因する炎症や血栓形成傾向が関係すると考えられています。EDの場合は、COVID-19の急性期に生じる炎症性サイトカインの分泌と低酸素症によって引き起こされる血管内皮障害が関係する可能性があります。また、身体的ストレスと精神的ストレスもEDに関係することから、COVID-19後にはEDが生じやすくなると考えられます。
そこで、横浜市立大学などの研究者らは、後遺症としてのEDに注目し、COVID-19によって入院した患者を2年後まで追跡して、EDを経験した患者の割合を調べ、発症に関係する要因について検討するケースコントロール研究(*2)をしました。
*1 Sci Rep. 2025 Feb 21; 15(1): 6279. *2 ケースコントロール研究:特定の集団を観察し、データを集めて分析する観察研究のうち、過去に遡って特定の病気などの原因を探る手法。同じ集団の中から、その病気にかかった人を「ケース(症例)」、その病気にかかっていない人を「コントロール(対照)」として抽出し、比較する。症例対照研究とも呼ばれる。
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- 糖尿病になるまでの「3ステップ」 その対策はどうすればいい?
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日本に約550万人の患者がいると言われている糖尿病。自分は大丈夫だろうかと気になる人もいるのではないか。その糖尿病に関するトピックとして、「体の血糖コントロールの仕組み」「糖尿病のタイプ」や「血糖値が上がりにくい食べ方」「予防・対策のための運動」について見ていく。
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- 誰もがなる「白内障」、失明原因1位「緑内障」 早期発見のカギ
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年を重ねたら誰もが必ずなる病気で、眼鏡をかけても矯正できない白内障。日本人の中途失明原因の1位であり、40歳以上の20人に1人がかかるという緑内障。視機能低下を進ませるこれら2つは、一体どうしたら早期発見でき、どんな治療をするのでしょうか。過去の人気記事を基に、多くの人が直面する白内障・緑内障との付き合い方を見ていきましょう。
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- 危険な「脳卒中」から身を守る方法
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脳卒中は突然起こる病気でありながら、実は8割が予防できる病気でもあると言われている。予防のために私たちができることは何なのか。脳の血管を守る極意を見ていこう。
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日経Goodayは、「間違いだらけの病院のかかり方 ~あなたの受診方法、損していない?~」と題して、ウェビナーを開催します。マイドクター会員の皆さまを無料でご招待(事前登録制)。ぜひ奮ってご参加ください。
(背景イメージ画像:78art/stock.adobe.com)
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ウェビナー開催、「間違いだらけの病院のかかり方 ~あなたの受診方法、損していない?~」
■開催日:2025年7月3日(木) 17:00~18:00(予定、開場はセミナー開始10分前から) ■テーマ:間違いだらけの病院のかかり方 ~あなたの受診方法、損していない?~
■講師:折茂圭介氏(呼吸器専門医・アレルギー専門医・内科認定医)
プロフィール:東北大学医学部卒。東京都立駒込病院での初期研修を経て東京女子医科大学呼吸器内科入局。大学院で国立成育医療研究センター研究所 免疫アレルギー感染研究部に国内留学。博士課程修了後、同研究室で研究員として勤務。専門は呼吸器内科学、特に喘息をはじめとするアレルギー学。Ubie株式会社にて、一般向けサービス症状検索エンジン「ユビー」の開発等に携わる。■聞き手:鈴木陽子(日経Gooday編集長) ■司会:原田寧々(日経Gooday記者) ■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信) ■主催:日経Gooday、日経ビジネス ■受講料:日経Goodayマイドクター会員(有料)の皆様、日経ビジネス電子版の有料会員の皆様、雑誌「日経ビジネス」購読の皆様は無料で視聴できます(いずれも事前登録制、先着順)。
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健康・医療のエキスパートが月替わりで登場して、読者の皆さんの質問に回答する人気連載「健康Q&A」。2025年8月の回答者は、痛風や高尿酸血症に詳しい、両国東口クリニック理事長の大山博司先生です。このテーマに関して日ごろから疑問に思っていること、聞いてみたいことがある方は、ぜひご質問をお寄せください!
大山先生は6000件を超える痛風・高尿酸血症の医療相談に回答されており、過去には日経Goodayの特集 尿酸値を抑え、痛風を回避! にもご登場いただいております。
「痛風」や「高尿酸血症」などに関する疑問のある方は、ぜひこの貴重な機会に質問をお寄せください! 回答記事は2025年8月に掲載いたします。
大山先生への質問はこちらからどうぞ↓↓↓
※質問募集期間:2025年5月30日~7月1日 都合により受付終了が早まることもございます。あらかじめご了承ください。
【質問例】(以下と似た質問でも構いません)
大山博司(おおやま ひろし)氏 両国東口クリニック理事長
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日ごろから日経Goodayをご愛読いただき、ありがとうございます。
皆さんは、日ごろ受けている健康診断や人間ドックの結果をどのように管理していますか。紙の状態で提供された健診結果を保管している人が多いかもしれません。
そこで、日経Goodayの提携サービスのアプリ「ヘルス×ライフ」を使って、健診結果をデジタルデータとして管理する方法を紹介します。
紙の健診結果のデータを無償で取り込める
ヘルス×ライフには、健康診断のデータを一元管理できる機能があります。健診結果の検査値は自分で登録することもできますが、健診結果を写真に撮って送れば自動入力してくれるサービスがあるので、活用するといいでしょう。もちろん無料で利用できます。
健診結果を入力しておくと、すぐにアプリで確認することができます。また、生活習慣病のリスクがどの程度あるのかをグラフで表示する機能があるので、自分の健康管理に役立てることができます。
【1】健診結果を撮影する
【2】「入力依頼」を選択して、健診結果の画像をメールで送信する
あなたの健康をサポートする総合健康アプリ「ヘルス×ライフ」
健康管理ができるアプリ「ヘルス×ライフ」は、iPhoneとアンドロイドの両方のスマートフォンで利用可能です。
その日の歩数を表示するほか、日々の体重、血圧、体温などのデータを入力していくと、グラフにして変化を「見える化」できます。日々の変化をチェックすることは、ダイエットはもちろん、高血圧、脂肪肝などの生活習慣病対策としても重要です。アプリから、日経Goodayの最新記事を読むこともできます(マイドクター会員限定の記事は会員登録とログイン手続きが必要)。
◇ ◇ ◇
健康管理の基本は「自分の健康状態を正しく把握する」こと、そして「日々の管理を継続する」こと。病気の予兆を早めに知ることにつながります。そのパートナーとして「ヘルス×ライフ」をご活用ください。
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人生100年時代に突入した現代、「老化は病気」という概念が打ち出され、アンチエイジング研究は日進月歩で進んでいる。本連載では、さまざまな角度から「アンチエイジング」に役立つ最新研究の知見を紹介し、健康長寿の秘訣を探っていく。
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日本古来の古武術には、日常生活においても体に負担をかけず、楽に動くためのヒントがたくさん隠されている。筋トレなどで体を鍛えなくても、今日から身軽に動ける上に、腰や膝を傷めにくくなる。そんな「古武術」式の日常生活動作をここでマスターしよう。講師は、理学療法士・介護福祉士として古武術を応用した合理的な体の使い方を研究する岡田慎一郎さんだ。
岡田慎一郎(おかだ しんいちろう)氏 理学療法士、介護福祉士、介護支援専門員
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なかなか寝つけない、夜中に目が覚める、朝から体がだるい、日中の眠気がひどい――。睡眠に関する悩みを持つ人は多いが、睡眠の科学研究が進めば、こうした悩みも解決する日が来るかもしれない。今回は夜中にトイレに起きてしまう「夜間頻尿」について解説し、改善法も紹介。20人の専門家が科学的根拠を基に睡眠のメカニズムを解説する最新刊『一流の研究者たちが教える 快眠の科学』(三島和夫監修、伊藤和弘著)から一部を抜粋・編集してお届けする。
(元写真:grooveisintheheart/stock.adobe.com)
夜中に一度でもトイレに起きれば「夜間頻尿」
年を取ると、夜に布団に入って朝までノンストップで眠ることはなかなか難しくなる。どうしても、深夜に目が覚める「中途覚醒」が増えてくるのが普通だ。そして、中途覚醒の原因の1つが、トイレに起きること。すなわち「夜間頻尿」だ。
夜間頻尿とは、「就寝から起床までの間に1回以上トイレに起きること」と定義されている。つまり、1回でもトイレに起きれば、夜の頻尿というわけだ。夜間頻尿自体は、全く珍しいことではない。40代では5割、50代は6割、60代は7割、70代以上は8割、と加齢とともに右肩上がりに増えていく。高齢になると2回以上トイレに起きる人も多く、60代では4割の男性と2割の女性、70代では5割の男性と3割の女性が、夜中に2回以上トイレに起きている(*1)。
桜十字病院(熊本市)上級顧問・泌尿器科医長で、「夜間頻尿診療ガイドライン[第2版]」の作成委員長も務めた吉田正貴氏は次のように話す。
「高齢になると、ほとんどの人が夜中にトイレに起きるようになりますが、1回くらいなら困っている人は少ないでしょう。これが2回以上になるとQOL(生活の質)に影響を及ぼすようになるという報告もありますし、3回以上だといろいろ問題も起こり、睡眠にも影響してくると思います。もっとも、3回起きても本人が気にならなければ治療の対象にはなりません。治療を考える目安は、起きる回数よりも“困っているかどうか”です」(吉田氏)
『一流の研究者たちが教える 快眠の科学』(三島和夫監修、伊藤和弘著、日経BP)
夜間頻尿は寿命を縮める可能性もあるという。東北大学が70~97歳の784人を5年間追跡した研究によると、一晩に2回以上トイレに起きていた人たちは、起きる回数が1回以下の人たちに比べて、死亡率が1.91倍と2倍近く高かった(*2)。
「我々は、『寝てから最初に目を覚ますまでの時間』のことを、HUS(=Hours of Undisturbed Sleep)と呼びます。これが3時間以上あればそれなりに眠れていて、その後に中途覚醒があっても、翌日にあまり疲れが残らないといわれています」と吉田氏は指摘する。
*1 Int J Urol.2024 Jul;31(7):747-754. *2 J Urol. 2010;184(4):1413-8.
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「健康Q&A」は、医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場、あなたの疑問やお悩みに答える連載です。
ふとしたはずみに便を漏らしてしまう、肛門に痛み・かゆみがある、便秘がつらい…。そんな便や肛門についての悩みを、多くの人が抱えています。デリケートな悩みゆえに誰にも相談できず、1人で悩んでいる人も少なくないでしょう。
そのお悩みについて、消化器科・肛門外科医で赤羽根医院 副院長の赤羽根拓弥先生に聞いてみませんか。 赤羽根先生は、帝京大学医学部附属病院外科下部消化器外科に入局し、手術や内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)をはじめ、多数の消化器疾患を診療。その後、国内屈指の大腸肛門病専門病院である所沢肛門病院で多数の肛門手術、大腸内視鏡検査を行ってきました。書籍『カラダのすべてを肛門は知っている』(カンゼン)の監修も手がけています。質問は匿名ででき、回答は2025年7月に記事で紹介します。
<質問例> ・排便のとき肛門が切れて出血します。病院に行ったほうがいいでしょうか。 ・肛門がかゆいのですが、病気でしょうか? ・たまに便が漏れるようになりました。どんなセルフケアや治療が必要ですか? ・少ない量の排便が多く続きます。問題ありませんか? ・立ち上がった時などにおならが出ることが増えました。 ・野菜を食べるようにしていますが便秘が治りません。何が悪いのでしょう。 ・温水洗浄便座の正しい使い方は? ・切れ痔は市販の薬で治せますか? 受診すべきかの見極め方は?
以下のページからご質問をお寄せください。回答記事は2025年7月に掲載します。(日経Goodayマイドクター会員(有料)の記事として公開します)
➡ 肛門やお尻の病気に詳しい赤羽根拓弥先生への質問・相談募集 (質問募集期間:2025年5月19日~2025年6月25日、早めに募集を終了することがあります)
【痛風・高尿酸血症に関する質問】
痛風発作がつらい、尿酸値が高めだけれどどうしたらいいか分からない…。そんな痛風や高尿酸血症についての悩みを抱えている人も多いことでしょう。
そのお悩みについて、痛風や高尿酸血症治療のエキスパート、両国東口クリニック理事長の大山博司先生に聞いてみませんか。 大山先生は、6000件を超える痛風・高尿酸血症医療相談に回答されており、過去には日経Goodayの特集にもご登場いただいております。質問は匿名ででき、回答は2025年8月に記事で紹介します。
<質問例> ・どれくらいの尿酸値になったら、治療したほうがよいでしょうか。 ・尿酸値は高めですが、薬をのんでいればお酒を飲んでもいいでしょうか。 ・プリン体が多いビールではなく、ハイボールにすれば尿酸値は上がりませんか。 ・プリン体の多い食事を避けているのにもかかわらず、尿酸値が上がるのはなぜですか? ・尿酸降下薬は、一生のみ続けないといけませんか? ・なぜか大事なイベントの前日や当日になると痛風発作が起こります。原因は何ですか? ・痛風発作の痛みに耐えられません。発作時に早く治すポイントはありますか。 ・短期間で痛風発作を繰り返すようになりました。どうしたら改善できますか。
以下のページからご質問をお寄せください。回答記事は2025年8月に掲載します。(日経Goodayマイドクター会員(有料)の記事として公開します)
➡ 痛風・高尿酸血症に詳しい大山博司先生への質問・相談募集 (質問募集期間:2025年5月30日~2025年7月1日、早めに募集を終了することがあります)
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脳卒中は突然起こる病気でありながら、実は8割が予防できる病気でもあると言われている。予防のために私たちができることは何なのか。脳の血管を守る極意を見ていこう。
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日進月歩の医学の世界では、昨日までの“常識”があっという間に覆ることもまれではありません。本連載では、日々発表される最新の医学論文の中から、私たちの健康増進や疾病予防に役立つ情報をコンパクトにお届けします。
大西淳子(おおにしじゅんこ) 医学ジャーナリスト
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- 糖尿病になるまでの「3ステップ」 その対策はどうすればいい?
-
日本に約550万人の患者がいると言われている糖尿病。自分は大丈夫だろうかと気になる人もいるのではないか。その糖尿病に関するトピックとして、「体の血糖コントロールの仕組み」「糖尿病のタイプ」や「血糖値が上がりにくい食べ方」「予防・対策のための運動」について見ていく。
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- 誰もがなる「白内障」、失明原因1位「緑内障」 早期発見のカギ
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年を重ねたら誰もが必ずなる病気で、眼鏡をかけても矯正できない白内障。日本人の中途失明原因の1位であり、40歳以上の20人に1人がかかるという緑内障。視機能低下を進ませるこれら2つは、一体どうしたら早期発見でき、どんな治療をするのでしょうか。過去の人気記事を基に、多くの人が直面する白内障・緑内障との付き合い方を見ていきましょう。
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の後遺症としてのED(勃起障害)は、入院した患者の19%に見られ、精神状態の悪化と関係している可能性が、日本人男性を対象とした研究(*1)で明らかになりました。
COVID-19の後遺症としてのEDは、精神状態の悪化と関連する可能性があります。(写真:Kittiphan/stock.adobe.com)
COVID-19の後遺症としてのEDの要因は?
COVID-19後にはさまざまな後遺症が現れる可能性があります。後遺症には、COVID-19に起因する炎症や血栓形成傾向が関係すると考えられています。EDの場合は、COVID-19の急性期に生じる炎症性サイトカインの分泌と低酸素症によって引き起こされる血管内皮障害が関係する可能性があります。また、身体的ストレスと精神的ストレスもEDに関係することから、COVID-19後にはEDが生じやすくなると考えられます。
そこで、横浜市立大学などの研究者らは、後遺症としてのEDに注目し、COVID-19によって入院した患者を2年後まで追跡して、EDを経験した患者の割合を調べ、発症に関係する要因について検討するケースコントロール研究(*2)をしました。
*1 Sci Rep. 2025 Feb 21; 15(1): 6279. *2 ケースコントロール研究:特定の集団を観察し、データを集めて分析する観察研究のうち、過去に遡って特定の病気などの原因を探る手法。同じ集団の中から、その病気にかかった人を「ケース(症例)」、その病気にかかっていない人を「コントロール(対照)」として抽出し、比較する。症例対照研究とも呼ばれる。
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高齢者の睡眠の質を改善する運動として筋トレが最も有効であることが、60歳以上の不眠症患者を対象とした研究(*1)で示されました。
年を重ねると眠りが浅くなる場合がありますが、筋トレをすることで睡眠の質が改善する可能性があります。(写真:koumaru/stock.adobe.com)
不眠症に運動療法が有効 効果が高い運動の種類は?
不眠に悩む高齢者が、睡眠の質を向上させるために運動するなら、筋トレを選ぶとよいようです。これまでの研究で、加齢とともに睡眠の質は低下し、高齢者の12~20%が不眠症で、その重症度は若い人々に比べて高いことが分かっています。不眠症は、うつ病や不安、その他の精神疾患と関係することが示されており、メタボリックシンドローム、高血圧、心疾患との関係も示唆されています。さらに、認知機能の低下や前立腺がんとの関係を示した報告もあります。
高齢者の不眠症に対する治療は、安全性に配慮すると、非薬物療法が好ましいと考えられています。報告されている有効性に基づいて、非薬物療法として最初に適用すべきは認知行動療法ですが、セラピスト不足などにより、現状では利用機会はほとんどありません。
続いて有効と報告されているのが運動で、簡単で低コスト、さらには不眠症の合併症の改善にも役立つと予想されます。しかし、どのタイプの運動の効果が高いのかは明らかではありませんでした。
タイの研究者たちは、異なる種類の運動が睡眠の質に及ぼす影響を比較し、睡眠の質の向上に最も有用な運動を明らかにするために、無作為化試験を対象とする系統的レビューとネットワークメタ分析を実施しました。
ネットワークメタ分析は、通常のメタ分析(同様の介入群と対照群を設けた無作為化試験を集めてデータを統合する)ができない、直接比較されていない集団の間で効果を比較した結果を推定する方法です。これを用いれば、例えば、A、B、Cという3種類の治療があり、AとB、BとCを比較する無作為化試験が実施されている場合に、それらの結果に基づいてAとCを比較した結果を間接的に推定することが可能になります。
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- 糖尿病になるまでの「3ステップ」 その対策はどうすればいい?
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年を重ねたら誰もが必ずなる病気で、眼鏡をかけても矯正できない白内障。日本人の中途失明原因の1位であり、40歳以上の20人に1人がかかるという緑内障。視機能低下を進ませるこれら2つは、一体どうしたら早期発見でき、どんな治療をするのでしょうか。過去の人気記事を基に、多くの人が直面する白内障・緑内障との付き合い方を見ていきましょう。
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「健康Q&A」では、日経Goodayの連載や特集でおなじみの医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場。あなたの疑問やお悩みに答えます。2025年6月の回答者は、尿のトラブルに詳しい日本大学医学部泌尿器科学系主任教授の高橋悟先生です。
日本大学医学部泌尿器科学系主任教授の高橋悟先生Q&A
前編 ←今回
- Q 1 加齢で増える排尿トラブルを防ぐには? 答え
- Q 2 尿意切迫感で困っています 答え
- Q 3 骨盤底筋トレーニングのコツを教えてください 答え
- Q 4 骨盤底筋トレーニングをしても前立腺に悪影響はありませんか 答え
- Q 5 子宮筋腫が大きい場合、筋腫を取れば尿漏れは改善しますか 答え
- Q 6 咳やくしゃみだけでなく、歩くだけで尿が漏れることもあります 答え
- Q 7 夜間頻尿に悩んでいます 答え
- Q 8 夜間頻尿の薬をずっと飲み続けていても大丈夫? 答え
- Q 9 残尿を少なくする方法があれば教えてください 答え
編集部:日本大学医学部泌尿器科学系主任教授で、日本老年泌尿器科学会の理事長も務める高橋悟先生は、頻尿や尿漏れなど尿トラブルのスペシャリスト。メディアへの出演も多く、日経Goodayでも連載 「尿のトラブルSOS」 などにご登場いただいています。そんな高橋先生に向けて読者からの質問を募集したところ、たくさんのお悩みが寄せられました。高橋先生の回答を、前編・中編・後編の3回に分けてお届けします。
高橋氏(以下敬称略):よろしくお願いします。
編集部:では、さっそく最初の質問です。
急に尿意を感じて、少し漏らしてしまうことが
Q 1 そこまでの頻尿ではありませんが、急に尿意を感じることが多く、我慢できずに少し漏らしてしまうことがあります。おしっこの勢いは以前ほどではなくなりました。筋力の衰えなど、老化によって普通に起こることなのでしょうか。気をつけることがあれば教えてください。(67歳男性)
(イラスト:堀江篤史)
編集部:高齢になると、多くの人が頻尿や尿漏れに悩むようになりますね。
高橋:はい、年をとると確実に尿トラブルは増えます。日本排尿機能学会では私が理事長をしていた2023年に、約20年ぶりとなる大規模な疫学調査を行いました(*1)。20~99歳の6210人を対象に調査したところ、実に77.9%が「下部尿路症状」といわれる尿トラブルに悩んでいます。下部尿路症状とは、頻尿、尿意切迫感などの「蓄尿症状」、排尿困難、尿勢低下などの「排尿症状」、残尿感などの「排尿後症状」の総称。若い人も意外に多かったのですが、40代以上では82.5%になり、加齢とともに右肩上がりで増えることも確認されました
(出典/ Int J Urol. 2024 Jul;31(7):747-754.)
編集部:老化現象の一種ということですね。それにしても、なぜ年をとると尿のトラブルが増えてくるのですか?
高橋:原因はいろいろあり一概にはいえませんが、主な原因となるのは、膀胱の機能が低下することと、骨盤底筋の機能障害で尿をこらえる能力が弱くなることです。いろいろ調べてみると、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病や肥満があると排尿トラブルが起こりやすいことも分かりました。
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「健康Q&A」は、医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場、あなたの疑問やお悩みに答える連載です。
ふとしたはずみに便を漏らしてしまう、肛門に痛み・かゆみがある、便秘がつらい…。そんな便や肛門についての悩みを、多くの人が抱えています。デリケートな悩みゆえに誰にも相談できず、1人で悩んでいる人も少なくないでしょう。
そのお悩みについて、消化器科・肛門外科医で赤羽根医院 副院長の赤羽根拓弥先生に聞いてみませんか。 赤羽根先生は、帝京大学医学部附属病院外科下部消化器外科に入局し、手術や内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)をはじめ、多数の消化器疾患を診療。その後、国内屈指の大腸肛門病専門病院である所沢肛門病院で多数の肛門手術、大腸内視鏡検査を行ってきました。書籍『カラダのすべてを肛門は知っている』(カンゼン)の監修も手がけています。質問は匿名ででき、回答は2025年7月に記事で紹介します。
<質問例> ・排便のとき肛門が切れて出血します。病院に行ったほうがいいでしょうか。 ・肛門がかゆいのですが、病気でしょうか? ・たまに便が漏れるようになりました。どんなセルフケアや治療が必要ですか? ・少ない量の排便が多く続きます。問題ありませんか? ・立ち上がった時などにおならが出ることが増えました。 ・野菜を食べるようにしていますが便秘が治りません。何が悪いのでしょう。 ・温水洗浄便座の正しい使い方は? ・切れ痔は市販の薬で治せますか? 受診すべきかの見極め方は?
以下のページからご質問をお寄せください。回答記事は2025年7月に掲載します。(日経Goodayマイドクター会員(有料)の記事として公開します)
➡ 肛門やお尻の病気に詳しい赤羽根拓弥先生への質問・相談募集 (質問募集期間:2025年5月19日~2025年6月25日、早めに募集を終了することがあります)
【痛風・高尿酸血症に関する質問】
痛風発作がつらい、尿酸値が高めだけれどどうしたらいいか分からない…。そんな痛風や高尿酸血症についての悩みを抱えている人も多いことでしょう。
そのお悩みについて、痛風や高尿酸血症治療のエキスパート、両国東口クリニック理事長の大山博司先生に聞いてみませんか。 大山先生は、6000件を超える痛風・高尿酸血症医療相談に回答されており、過去には日経Goodayの特集にもご登場いただいております。質問は匿名ででき、回答は2025年8月に記事で紹介します。
<質問例> ・どれくらいの尿酸値になったら、治療したほうがよいでしょうか。 ・尿酸値は高めですが、薬をのんでいればお酒を飲んでもいいでしょうか。 ・プリン体が多いビールではなく、ハイボールにすれば尿酸値は上がりませんか。 ・プリン体の多い食事を避けているのにもかかわらず、尿酸値が上がるのはなぜですか? ・尿酸降下薬は、一生のみ続けないといけませんか? ・なぜか大事なイベントの前日や当日になると痛風発作が起こります。原因は何ですか? ・痛風発作の痛みに耐えられません。発作時に早く治すポイントはありますか。 ・短期間で痛風発作を繰り返すようになりました。どうしたら改善できますか。
以下のページからご質問をお寄せください。回答記事は2025年8月に掲載します。(日経Goodayマイドクター会員(有料)の記事として公開します)
➡ 痛風・高尿酸血症に詳しい大山博司先生への質問・相談募集 (質問募集期間:2025年5月30日~2025年7月1日、早めに募集を終了することがあります)
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「健康Q&A」では、日経Goodayの連載や特集でおなじみの医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場。あなたの疑問やお悩みに答えます。2025年6月の回答者は、尿のトラブルに詳しい日本大学医学部泌尿器科学系主任教授の高橋悟先生です。
日本大学医学部泌尿器科学系主任教授の高橋悟先生Q&A
前編
- Q 1 加齢で増える排尿トラブルを防ぐには? 答え
- Q 2 尿意切迫感で困っています 答え
- Q 3 骨盤底筋トレーニングのコツを教えてください 答え
- Q 4 骨盤底筋トレーニングをしても前立腺に悪影響はありませんか 答え
- Q 5 子宮筋腫が大きい場合、筋腫を取れば尿漏れは改善しますか 答え
- Q 6 咳やくしゃみだけでなく、歩くだけで尿が漏れることもあります 答え
- Q 7 夜間頻尿に悩んでいます 答え
- Q 8 夜間頻尿の薬をずっと飲み続けていても大丈夫? 答え
- Q 9 残尿を少なくする方法があれば教えてください 答え
編集部:日本大学医学部泌尿器科学系主任教授の高橋悟先生にお答えいただく今月の「健康Q&A」。後編最初の質問は、男性に多い排尿後のわずかな尿漏れのお悩みです。
排尿後の「ちょい漏れ」を防ぐには?
Q10 排尿が終わったと思い、パンツを上げると漏れることがあります。特に洋式トイレで座ってやると、そうなりやすいです。(64歳男性)
(イラスト:堀江篤史)
高橋:この排尿後にパンツを上げると漏れるというのは、これまでに話した腹圧性や切迫性の尿失禁とは違うタイプの尿漏れ。「排尿後尿滴下」といいます。
編集部:いわゆる「ちょい漏れ」ですね。
高橋:そう。私が出演した某テレビ番組では、腹圧性尿失禁の「いきみ漏れ」に対して「追っかけ漏れ」と呼んでいました。尿道に残っていた尿が、後から出てくるわけです。質問者さんがおっしゃるように、立ってするよりも洋式トイレで座っておしっこをしたほうが起こりやすいという説はあります。立ち小便でも、きついパンツだと追っかけ漏れはすごく増えます。
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「健康Q&A」では、日経Goodayの連載や特集でおなじみの医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場。あなたの疑問やお悩みに答えます。2025年6月の回答者は、尿のトラブルに詳しい日本大学医学部泌尿器科学系主任教授の高橋悟先生です。
日本大学医学部泌尿器科学系主任教授の高橋悟先生Q&A
前編
- Q 1 加齢で増える排尿トラブルを防ぐには? 答え
- Q 2 尿意切迫感で困っています 答え
- Q 3 骨盤底筋トレーニングのコツを教えてください 答え
- Q 4 骨盤底筋トレーニングをしても前立腺に悪影響はありませんか 答え
- Q 5 子宮筋腫が大きい場合、筋腫を取れば尿漏れは改善しますか 答え
- Q 6 咳やくしゃみだけでなく、歩くだけで尿が漏れることもあります 答え
- Q 7 夜間頻尿に悩んでいます 答え
- Q 8 夜間頻尿の薬をずっと飲み続けていても大丈夫? 答え
- Q 9 残尿を少なくする方法があれば教えてください 答え
編集部:日本大学医学部泌尿器科学系主任教授の高橋悟先生にお答えいただく今月の「健康Q&A」。中編最初の質問は、尿漏れのお悩みです。
下着を下ろす前に尿が出てしまうことも
Q 6 20年ほど前に出産してから尿漏れが始まりました。だんだんひどくなり、最近は咳やくしゃみだけでなく、歩くだけでも漏れることがあるので170ccの尿パッドがパンパンになってしまいます。トイレに入って、下着を脱ぐ前に尿が出てしまうこともあります。用をすませた後も何回もチョロチョロと尿が出るのでトイレにいる時間が長く、それも困っています。(59歳女性)
(イラスト:堀江篤史)
編集部:歩くだけでも尿が漏れるというのは、「腹圧性尿失禁」でしょうか。
高橋:そうですね。女性に多い骨盤底筋のゆるみで腹圧性尿失禁が起こっています。この質問者さんのように、妊娠や出産が契機になることが多いです。妊娠中は赤ちゃんが膀胱の上に乗っかって、膀胱が常に圧迫されているから、少し腹圧がかかっただけで尿が漏れやすくなる。出産後は骨盤底筋が傷んでゆるみます。この方は59歳ということで、閉経を迎えると女性ホルモンが減って骨盤底筋がゆるみ、また悪くなります。妊娠、出産、閉経と、女性は3度、腹圧性尿失禁が起こるタイミングがあるわけです。
「歩くだけでも漏れる」「170ccの尿パッドがパンパンになる」というのは、かなり重症です。骨盤底筋トレーニングだけでは治らないレベルかもしれません。だから、医療機関を受診してほしいです。病院に行けば治療できます。
編集部:下着を脱ぐ前に出てしまうというのは、腹圧性だけではないように思えますね。
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岡田慎一郎=理学療法士・介護福祉士
古武術は、合理的な動きにより相手を制する技を研究し磨き続けてきた、日本古来の武芸の総称だ。本連載では、古武術をヒントにした合理的な体の使い方を研究する、理学療法士・介護福祉士の岡田慎一郎さんに、この技を日常生活に取り入れる方法を伺っていく。
現代社会においては、主に胸を使う、いわゆる胸式呼吸が多いといわれています。特にストレスの多い生活習慣によって、呼吸が浅くなり、酸素も取り込みにくくなることで、心身の不調にもつながることが指摘されてもいます。
そこで、深い呼吸ができる腹式呼吸の進化版、古武術式の「胴体呼吸」をすることで、呼吸のみならず、ストレスを軽減させ、身体のパフォーマンスも向上させてみましょう。
腹式呼吸の進化版「胴体呼吸」
古武術式の呼吸は、腹式呼吸を進化させた「胴体呼吸」だと私は捉えています。腹だけでなく、腰も含めた胴体が膨らみ、重心が下がり体勢が安定することで、下腹部のあたりが充実してくる感覚も芽生えてきます。難しいと思うかもしれませんが、仕組みは風船が膨らんだりしぼんだりするのと同じです。胸のあたりでの浅い呼吸ではなく、胴体すべてを使った深くゆったりした呼吸に切り替えてみましょう。
まず、腹に手を当て、ゆっくりと鼻から空気を吸うことで、だんだんと腹回りが膨れてくることを感じます。次に、腰のあたりにも手を当てて、腰回りも膨れてくることも感じます。そして、腹に手を当て、腰回りに手の甲から腕を回し、胴回り全体が、呼吸するに従い、膨れてしぼむ動きを感じ取るようにします。
1. 鼻から吸うと腹と腰が膨れてくるのが感じられる。風船が膨らむイメージ
腹と腰に手を当てて、胴回りが膨れるのを感じよう(イラスト:村林タカノブ)
2. 口から吐くと腹と腰がへこんでくるのが感じられる。風船がしぼむイメージ
(イラスト:村林タカノブ)
腹だけで呼吸をするよりも、腹と腰のダブルで呼吸をする方がより効果的です。少しメカニズムを説明しますと、腹と腰が膨らむことで、肺の下の横隔膜を下げられるようになり、多くの空気を吸い込みやすくなります。反対に吐く時には、胴回りの筋肉が収縮して横隔膜が上がってくることで、多くの空気を吐きやすくなります。その際、吸う時の2~3倍程度の長さで空気を吐くようにします。
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日本古来の古武術には、日常生活においても体に負担をかけず、楽に動くためのヒントがたくさん隠されている。筋トレなどで体を鍛えなくても、今日から身軽に動ける上に、腰や膝を傷めにくくなる。そんな「古武術」式の日常生活動作をここでマスターしよう。講師は、理学療法士・介護福祉士として古武術を応用した合理的な体の使い方を研究する岡田慎一郎さんだ。
岡田慎一郎(おかだ しんいちろう)氏 理学療法士、介護福祉士、介護支援専門員
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- 糖尿病になるまでの「3ステップ」 その対策はどうすればいい?
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日本に約550万人の患者がいると言われている糖尿病。自分は大丈夫だろうかと気になる人もいるのではないか。その糖尿病に関するトピックとして、「体の血糖コントロールの仕組み」「糖尿病のタイプ」や「血糖値が上がりにくい食べ方」「予防・対策のための運動」について見ていく。
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- 誰もがなる「白内障」、失明原因1位「緑内障」 早期発見のカギ
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年を重ねたら誰もが必ずなる病気で、眼鏡をかけても矯正できない白内障。日本人の中途失明原因の1位であり、40歳以上の20人に1人がかかるという緑内障。視機能低下を進ませるこれら2つは、一体どうしたら早期発見でき、どんな治療をするのでしょうか。過去の人気記事を基に、多くの人が直面する白内障・緑内障との付き合い方を見ていきましょう。
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- 危険な「脳卒中」から身を守る方法
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脳卒中は突然起こる病気でありながら、実は8割が予防できる病気でもあると言われている。予防のために私たちができることは何なのか。脳の血管を守る極意を見ていこう。
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日本人の3人に1人が「高血圧」。身近な国民病だが、実は静かに進行する恐ろしい病気でもある。自覚症状がないため放置しがちだが、それは危険だ。本連載では日本高血圧学会の協力の下、高血圧対策・治療の最前線を紹介する。
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血圧を測る時間帯は朝がいいようだ。日本高血圧学会は2025年より「早朝高血圧徹底制圧宣言」を発表し、「朝の血圧が高いと危険」という意識を広める「『血圧朝活』キャンペーン」を始めた。なぜ朝に注目すべきなのか。大阪ろうさい病院総長の樂木宏実氏に解説してもらった。
朝の高血圧は気づきにくい!
「昼の血圧は正常でも、朝の血圧は高いことに気づいていない人が少なくありません」と大阪ろうさい病院総長の樂木宏実氏は警告する。第3回で紹介したように、健康診断や医療機関では異常が見つからないのに家庭で測ると高血圧という、“本当の顔”が分かりにくい「仮面高血圧」がある。この仮面高血圧の中に、朝の血圧が高い人が一定数、存在するという。
「仮面高血圧の割合は、未治療の人の中では10~15%、すでに高血圧で降圧薬を服用している人(高血圧全体の約半数)で血圧が140/90mmHg未満にコントロールされている人の中でも9~23%に見られます(*1)。自分が高血圧だと気づいていない人だけでなく、すでに血圧が高くて治療中の人の中にも、朝が高い人は意外と多いのです」(樂木氏)
降圧治療中の高血圧患者の約70%が、朝の家庭血圧130/80mmHg以上という報告もある(*2)。
朝の血圧が高い人が要注意なのはなぜ?
仮面高血圧のパターンは、「早朝高血圧」「夜間高血圧」「職場などストレスが高い場面で起こる昼間高血圧」の3つに分類される。ただ現実には、夜間も早朝も高いなど、複数のパターンが重なっている人も少なくない。
- 早朝高血圧早朝に血圧が高くなる
- 夜間高血圧睡眠中も血圧が下がらない
- 昼間高血圧(ストレス下高血圧)ストレスにさらされると血圧が上がる
「朝の血圧が高い人の中には、夜間の睡眠中から高い状態が続いていて、それが朝まで持続している場合が少なくありません。動脈硬化が進んだ人でこのような現象が見られやすいと考えられます」(樂木氏)
健康な人でも、朝の時間帯に向かうにつれ、目が覚めるように体の中の多くの因子が働き、その一つとして血圧も上がり始める。生体リズムに刻まれているサイクルの中で、朝になると交感神経が活発になり、副交感神経が抑えられるからだ。また、レニン・アンジオテンシン系と呼ばれるホルモンも活性化して、朝の血圧上昇に影響する。動脈硬化が進んでいると、こうした血圧を上げやすい因子に過剰に反応して、生理的な範囲を超えて大きく血圧が上がってしまうのだ。
中には「血圧サージ」と呼ばれる急激な血圧上昇が見られることもある。夜間の血圧が高いのも、それが朝まで持続するのも、血圧サージも、「動脈硬化の程度が進めば進むほど、そうした現象が起きやすいという点が重要」と樂木氏は強調する。
「早朝高血圧も夜間高血圧も、いずれも動脈硬化性のリスクの現れです。つまり朝の血圧が高い人は、『動脈硬化が進んだ結果、脳卒中や心筋梗塞などが起きる可能性が高い人』。それ以上、動脈硬化を進めないためにも、朝に警戒が必要です」(樂木氏)
実際に、図のように脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患は朝に起こりやすいことが分かっている。
循環器疾患の発症時刻
血栓性脳卒中、心臓突然死、心筋梗塞の発症時刻を24時間軸でプロットしたグラフ。どの疾患も午前6時~正午の間に発症件数がピークに達している。血圧も午前中にピークを迎えている。苅尾七臣 日本循環器学会2004「血圧モーニングサージ」2004.3.28.(Muller JE, et al. Circulation 1989;79:733-743.(改変))
1日中血圧が高い人がこうした循環器疾患を起こすリスクと、家庭血圧だけが高い仮面高血圧の人のリスクは同程度だという。仮面高血圧には朝だけ高い人も、夜も朝も高い人も含まれているが、朝の血圧が高いことは、これらのリスクを全て内包する。つまり、朝の血圧を測れば、リスクの高い人が見つかりやすいのだ。
「朝の血圧さえ低ければよいわけではなく、朝の血圧を下げれば総じて昼も夜も下がってくるだろうと期待できます。だから朝の血圧に注目することが大切なのです」(樂木氏)
*1 「高血圧治療ガイドライン 2019」(日本高血圧学会) *2 「早朝高血圧徹底制圧宣言2025」(日本高血圧学会)
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100歳以上の百寿者が全国平均の約3倍と、全国有数の百寿者の多さで知られる京丹後地域。長寿の理由を多角的に調査している「京丹後長寿コホート研究」を取りまとめる京都府立医科大学大学院の的場聖明氏は「健康長寿を叶えるためには『絆・食事・運動・生きがい』が関わり合うことが分かってきました」と話す。的場氏は、健康寿命延伸につながる目標歩数についての研究も行っている。「年を重ねてもずっと元気」を叶えるためのポイントについて、最新知見を聞いた。
現在の日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性87.14歳(厚生労働省の2023年簡易生命表より)。今後、私たちが80歳、90歳と年齢を重ねたときに、精神的にも肉体的にも自立し、やりたいことができる生活を送っていたい――。そう願うときに参考にしたいのが、実際に長寿を叶えている人がどのように生き、生活を送っているかということ。
(写真:PIXTA)
男性長寿世界一のギネス記録を持つ故・木村次郎右衛門さん(享年116歳)が生涯のほとんどを過ごし、100歳以上の百寿者が全国平均の約3倍というわが国有数の長寿地域が、京都府北部の京丹後地域だ。京都府立医科大学は、京丹後市とともに健康長寿の秘訣を探ろうと、2017年から疫学研究「京丹後長寿コホート研究」(*1)を進めてきた。
*1 「コホート研究」とは、ある集団を長期間追跡し、病気や健康状態の変化を調べる研究のこと。ある一時点で疾病や要因を調べる横断研究ではなく、時間的経過を追う縦断研究の一つ。
京丹後地域は、京都府の北部に位置し、日本海に面した海岸線は約90kmに及ぶ。自然豊かで、高齢になっても仕事や農作業などで活動する人が多く、海のもの、山のもの、里のものと四季折々の食材を味わえる地域柄がある。
京丹後市を含む丹後地域の位置
京都の北、丹後半島に位置する丹後地域は、京丹後市、宮津市、伊根町、与謝野町からなり、海と山に囲まれた自然豊かな地域。
京丹後長寿コホート研究は2050年まで行われる予定で、研究を統括する京都府立医科大学大学院医学研究科循環器内科学教授の的場聖明氏は、「現在は、京丹後のみなさんがなぜ健康長寿なのか、そして私たちがどのようなことを意識すれば百寿者のみなさんと同様に健康に年齢を重ねられるのか、といった具体的な証明をしている段階です」と話す。
今年2月には百寿者の談話や生活、レシピなどをまとめた『奇跡の100歳長寿地域 「京丹後市」の秘密』(百寿者研究会著、文春新書)が発売され、6月16日から19日には、京丹後市において長寿についての知見を議論しあう国際学会「第1回世界長寿サミット」が開催された。
『奇跡の100歳長寿地域 「京丹後市」の秘密』(百寿者研究会著、文春新書)
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人生100年時代に突入した現代、「老化は病気」という概念が打ち出され、アンチエイジング研究は日進月歩で進んでいる。本連載では、さまざまな角度から「アンチエイジング」に役立つ最新研究の知見を紹介し、健康長寿の秘訣を探っていく。
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