どこでも仕事ができるようになった！片手に収まるゲーミングPC「GPD WIN4」【今日のライフハックツール】

旅行に行くときに悩む、PCの持ち運び。何かあった時のために持って行きたいけれど、荷物になるのは嫌だと感じる人も多いのではないでしょうか。

今回は、コンパクトで持ち運びに適していながら本格的な作業ができるPC「GPD WIN4」をご紹介します。

昨年海外旅行に行った際、悩んだことの1つがPCを持ち運ぶかどうか。

長期旅行だったためPC自体は持っていきたかったものの、普段使っているメインPCのMacBookを持っていくのも少し怖く、また持ち運びの負担が大きいのも懸念でした。

iPadで完結できないか試行錯誤もしてみましたが、動画編集ソフトやNotionなどiPad版だと機能の制限があり、やはりPCでないと難しく断念。

ストレスなく持ち運べる、とにかく小さくてパワフルなPCはないのだろうかと探していたとき、辿り着いたのが「UMPC（ウルトラモバイルPC）」というジャンルです。

UMPCとはゲームをするために開発されたPCですが、それ故にコンパクトなサイズかつ性能が優れているものが多く、求めていた条件にちょうどぴったりでした。

中でも、GPD WIN4はゲーム機らしい見た目に一目惚れ。

キーボードを内蔵していたり、普段使用しているMacと同等のスペックを持っていたりと機能面も優れていて、思わず持ち運びたくなるお気に入りのPCになりました。

ゲーム機のような見た目で楽しく作業

GPD WIN4は、PSPを彷彿とさせるゲーム機のような見た目が特徴的。

ちょうどPSP世代なこともあり、あの頃の懐かしさを感じて思わず一目惚れしてしまいました。

本体はPSPより一回り大きくやや分厚めですが、大きさはiPad miniよりもコンパクト。

ゲームコントローラーのボタンやジョイスティックがついているので、ゲームが快適にできるのはもちろん、PCとして使うときにもゲーム感覚で操作ができるのが魅力です。

動画編集などの仕事感のある作業も、ジョイスティックとボタンでゲームのように操作できるので、作業のモチベーションが上がります。

また画面を上にスライドすると、なんとキーボードが出現。

ゲームコントローラーでは作業がしにくい場面では、普通のPCのように文字を打ち込むことができます。

ボタンが小さめなので長時間文字を打つのには適していませんが、チャットを返したり、調べ物をしたりする程度であれば十分便利に使えています。

小さいのにパワフルな性能

本体の小ささとは裏腹に、本格的な作業ができるのもGPD WIN4の魅力。

UMPCはもともとハイスペックな3Dグラフィックのゲームを想定しているPCなので、スペックは折り紙つき。そのため動画編集などの負荷の高い作業でもスムーズに行えます。

調べた範囲だと、カタログ上ではMacBook Air M2とほぼ同等のスペック。

実際に旅行に持ち運んで、外で動画編集をしたりゲームをしたりしてみましたが、全く問題ありませんでした。

この小ささで、旅行先のホテルや機内など場所を選ばず快適に作業ができる点は、UMPCならではの魅力だなと感じています。

通常のPCとしても使える

GPD WIN4は持ち運びをメインとしたPCですが、外部モニターに接続すれば通常のWindowsPCのように使えてしまうのも魅力の1つ。

見た目がゲーム機そっくりなので、そのギャップに思わず驚いてしまうほどです。

Bluetoothでマウスやキーボードも接続できるので、自宅やコワーキングスペースでは本格的な仕事用PCとして使えます。

最近話題のARグラスとの相性も良さそうなので、いつか組み合わせてみたいなと思っているところ。

また、USB-C端子が1つしかないゲーミングPCもありますが、こちらはType-Cの中でも速度が速いUSB4端子を上下に2つ備えているので、映像出力をしながら充電することができるのが便利なポイントです。

旅行でも楽しく満足のいく作業ができる！

購入して3カ月ほど使ってみて気になる点としては、ハードな作業をすると背面のファンの音が少し気になることも。

本体が小さいので仕方ないのですが、静かなコワーキングスペースなどで使う時は少し周りに気を使う場合があるかもしれません。

また、ゲームをする時にコントローラーのAボタンとBボタンの配置が任天堂やPSPと逆になっているため、操作に戸惑う場面がありました。

小型とはいえ若干の重さはあるため、長時間ゲームをすると少し疲れを感じるかもしれません。

しかし、ゲームのように楽しく作業ができる点や、ゲーム機らしい見た目やサイズ感にはとても満足しています。コンパクトで持ち運びにぴったりながら、本格的な作業もこなせてしまうGPD WIN4。持ち運べるPCや、ちょっと変わったデバイスが気になる方はぜひ試してみてください。

Source: GPDダイレクト,