「じゃりン子チエ」大阪松竹座で開幕、はるき悦巳が感想寄せる「できればもっと観ていたかった」(舞台写真 / コメントあり)

松竹創業130周年 大阪松竹座さよなら公演「じゃりン子チエ」が本日11月15日に大阪・大阪松竹座にて開幕した。

はるき悦巳のマンガ「じゃりン子チエ」は、昭和の大阪を舞台に「ウチは日本一不幸な少女や」が口癖の小学5年生・竹本チエとその家族、近所に暮らす人々の生活を描いた人情コメディ。“大阪松竹座さよなら公演”と銘打たれた今回の上演版では、脚本をわかぎゑふ、演出を村角太洋が担当する。

開場前には劇場前で出演者があいさつ。チエ役の澤井梨丘は「こうして無事初日を迎えられたのも、スタッフやみなさまのおかげだと思っています。『じゃりン子チエ』の物語に入って、しっかりチエちゃんを演じて、元気に頑張ります!」、竹本テツ役の波岡一喜は「精一杯楽しんでテツを演じ切りたいと思います。わしはやるどー!!」、竹本ヨシ江役の三倉茉奈は「チエのおカァはん、ヨシ江を演じます。地元大阪でこの役を演じられるのがとってもうれしく、ワクワクしています。キャスト、スタッフ一丸となって、楽しみたいと思います。皆様もどうぞ楽しんで帰ってください」とコメントした。

花井拳骨役の赤井英和は「歴史ある大阪松竹座のさよなら公演『じゃりン子チエ』を観劇して、感激して感動していただきたいと思います。私は今芝居してますけど、昔はシバいてました(笑)」、お好み焼き屋のオッちゃん役の山本浩之は「ヤマヒロです。皆と共に初日を迎えられました。イカつさに迫力が足らないと思ったのでヒゲを書いていましたが、なんと生えてきました!」、小鉄役の桐生麻耶は「OSK日本歌劇団の桐生麻耶です。(この作品は)OSKのレビューでは言わない台詞ばっかりです。そしてOSKでは持たない小道具を持って演じています(笑)。楽しんで演じていますので、是非観にきてください」、おバァはん役の桂南光は「噺家の桂南光です。松竹座には、一門会などで何度も出演してますが、芝居で、しかも“おバァん”て! 私73歳なんですが、今回初めての女方です。アクションシーンもあります。25日までですので、是非観にいらしてください」とそれぞれに見どころを語り、最後に南光が大阪締めでイベントを締めくくった。

さらに初日午前の部を観劇した原作者のはるき悦巳は、イラストを寄稿すると共に「素晴らしいキャスティングと演出で、あっという間の2時間半でした。できればもっと観ていたかったです」と感想を寄せた。公演は11月25日まで。

この記事の画像(全30件)

松竹創業130周年 大阪松竹座さよなら公演「じゃりン子チエ」

開催日程・会場

2025年11月15日(土)〜25日(火)大阪府 大阪松竹座

スタッフ

原作:はるき悦巳脚本:わかぎゑふ演出:村角太洋

出演

竹本チエ:澤井梨丘竹本テツ:波岡一喜竹本ヨシ江:三倉茉奈花井拳骨:赤井英和お好み焼き屋のオッちゃん:山本浩之小鉄:桐生麻耶ミツル:曽我廼家一蝶カルメラ兄:曽我廼家桃太郎カルメラ弟:村角ダイチアントニオJr.:中林登生(ENJIN)おジィはん:佐藤武志ミツルのお母はん:紅萬子

おバァはん:桂南光


Page 2

関連記事: