プロ5年目の内田ことこが初優勝 4日間“完全V”では15年ぶり&北海道勢4人目の地元V

◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 最終日(13日)◇真駒内CC空沼コース (北海道)◇6688yd(パー72)◇晴れ(観衆2558人)

プロ5年目の内田ことこが、初日から首位を守り切る“完全V”でツアー初優勝を遂げた。2打リードから6バーディ、3ボギーの「69」でプレーし、その差を6打に広げる通算16アンダーで地元大会を制した。

4日間大会・完全Vでの初優勝は、2010年「日本女子オープン」の宮里美香以来15年ぶり。北海道勢による地元Vは、23年「ニトリレディス」(小樽CC)を制した菊地絵理香以来4人目となった。

ロングパットを沈めるバーディ締めで優勝を決め、仲間たちの祝福を受けて目頭を押さえた内田。優勝スピーチでは「いつも応援していだいている皆さんや、家族や友人が応援に来てくれた中で初優勝を地元ですることができて、本当にうれしく思います。2勝目、3勝目を目指して頑張るので、引き続き応援よろしくお願いします」と述べ、周囲への感謝とともに喜びを言葉にした。

10アンダー2位に仲村果乃山城奈々泉田琴菜。9アンダー5位にウー・チャイェン(台湾)。8アンダー6位に札幌市出身の政田夢乃が続いた。

7アンダー7位に、年間ポイントレース1位を走る佐久間朱莉が「70」で回り21位から浮上。23年大会覇者の小祝さくら、ルーキーの荒木優奈、17歳でアマチュアの長澤愛羅(ルネサンス高3年)らと並び、3週連続でのトップ10入りとなった。

前週「資生堂・JAL レディスオープン」を制した永峰咲希は2アンダー25位。前年覇者の川崎春花は6オーバー57位で終えた。

<最終スコア> 優勝/-16/内田ことこ 2T/-10/仲村果乃山城奈々泉田琴菜 5/-9/ウー・チャイェン 6/-8/政田夢乃 7T/-7/高橋彩華佐久間朱莉藤田さいき高木優奈小祝さくら荒木優奈高久みなみ長澤愛羅(アマ)

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