【○虎将トーク】阪神・藤川監督、6戦目でホーム初勝利に「人生です」あと一球コールは「これだ、これだと思いながら…」

ナインを出迎える阪神・藤川球児監督=甲子園球場(撮影・根本成)

(セ・リーグ、阪神6ー3中日、1回戦、阪神1勝、11日、甲子園)阪神が昨季甲子園11戦10敗1分の中日相手にホーム6戦目で初勝利を挙げた。2点を追う一回、中野拓夢内野手(28)からの5連打で4点を奪った。四回は中野の適時二塁打で加点した。中野は今季初打点。五回には坂本誠志郎捕手(31)の右前打で突き放した。今季最多14安打の打線は初の先発全員安打。一回に上林誠知外野手(29)に2ランを許した村上頌樹投手(26)は5回3失点で開幕3連勝。藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(成績=6勝5敗1分、観衆=4万2600人)。

ーー佐藤輝が3番に入って打線がつながった

「そうですね、中野もいい当たりが出て、中野の出塁によって、また佐藤が出て、打線が非常に長くなったというところでは、いい攻撃ができたんじゃないかと思います」

ーー前川も内容があった

「練習から状態が非常によくなって、昨日の練習からいい兆しが出てたんで、良かったり悪かったり、またするのかもしれないけど、今はいい状態になってきてます」

ーー中押し点がポイントだった

「一気に行くことは、難しいし、地道に、ジワジワと行ければと思います」

ーー村上は開幕から3戦3勝

「力の入れどころが分かってるし、味方も反発力も見せたというところでは、嚙み合っている。他の投手の時にもやっていかなければいけないし、最初にきっちり、ハマればうまく行くんだろうけれども、粘り強くですね、村上は今うまくいってますけど、他の先発投手もまたうまく回るようになるまで我慢ですね、はい」

ーー早めにの継投に出られるのも及川の状態の良さが大きいか

「状態というか、これを本物にしていかないといけないというのは、投手コーチの思ってるところですからね。数を増やすというのは当然ですから。コーチたちがやってるんじゃないですかね」

ーー(テレビインタビューでは)あと一球が懐かしいと

「いいなと思いますね。あと一人って聞いて、こんなのあったなと思って。こんなのあったなというか、これだ、これだと思いながら。すごく勝ちの合図というか、タイガースのファンが作ってくださる、自分たちの背中を一番押してくれていたものを久しぶりに聞いて、これか、と。最後の瞬間かと思い出しましたね。ゲーム中でしたけど、にやけちゃいましたね」

ーー現役時代よりも聞こえていた

「背中を押されていましたね。それをすごく感じていて、あっ、これ、あったなと思って。タイガースに集まる、甲子園球場に集まるファンのみなさんはしたいんだろうし、ここまで持ってこなければいけないなと思い出しましたね」

ーーちょっと時間かかった

「それは長い時もあれば、短い時もあるし。人生です」

ーー甲子園初勝利にほっとした

「そんなにないですね。また明日がありますからね」

ーー中日が去年、甲子園で1勝もしていないことは

「直前に知りましたね。対戦表をちょっと見て。でも、丁寧にやることは変わらないので」

ーー意識も

「悪い意識をつけてはいけないとは思いますけど。こちら側が。それはどうすることもできないので、自分たちのチームを作り上げることが大事かなと思っています」

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