桜まつり中止でも観光客殺到 迷惑行為に住民疲弊「注意しても無駄」 山梨・富士吉田市
今年、苦渋の決断を下した桜の名所も…。 地元住民 「(玄関を)開けたらここで外国人が座ってご飯を食べていた」 富士吉田市 堀内茂市長 「オーバーツーリズム、観光客のマナーの問題。地域住民の安心、安全な生活を確保するために、桜まつりの開催を見送った」 毎年恒例の桜まつり中止を決めたのは、山梨県富士吉田市の新倉山浅間公園です。 富士山と五重塔、そして桜。日本ならではの景色を誇り、マルシェやイベントなどが催された桜まつりには、国内外から毎年20万人以上が来場しました。展望デッキに上がるのに3時間待ちの大行列ができるほど。ただ、周辺に住む人たちは混雑や迷惑行為に悩まされてきました。 観光客が住宅の敷地に勝手に入り、写真撮影をしています。 外国人観光客 「人の敷地?ここで写真を撮ってはいけないんですか?知りませんでした。美しい場所だったので写真を撮りました」 さらに許せないのは…。 堀内市長 「庭先でトイレ。嘘のような話が現実にある。まさかという思い」
地元住民の生活を脅かす事態になっているとして、市は、桜まつり中止という苦渋の決断を下しました。しかし、20日、現地を訪れると、公園周辺には多くの車が…。 まだ桜は咲いていないのですが、展望デッキは混雑。思い思いに写真撮影などを楽しみます。 兵庫県から来た人 「感動中です。テンション上がってます。桜を頭の中で咲かせたらいいのかなと楽しみました。富士山に目がいくから、それだけでテンション爆上がり」 オーバーツーリズムによる桜まつり中止の知らせは、外国人観光客の間でも広がっていました。 スイスから来た人 「中止と聞きました。桜まつりに行けたらとても良かったけれど、観光客の振る舞いが良くないのは悲しいです」 「旅行している国、その国の人々、伝統を尊重すべき」 ただ、やはりこの日も…。 展望デッキにつながる階段横を見ると、包装紙やペットボトルなど、ごみがポイ捨てされています。ごみのポイ捨ては、公園だけではありません。 地元住民 「(玄関を)開けたらここで外国人が座ってご飯を食べていた。焼き鳥の串やコンビニで買ったコーヒーのカップが置いてある」 玄関前で無断飲食やごみのポイ捨てが日常茶飯事だといいます。 地元住民 「人が食べたの触りたくないよね」 拾うのは地域の住民です。さらに。 地元住民 「これ、もう外しています」 こちらの住宅では、庭の水道を勝手に使う観光客が絶えず、蛇口のハンドルを外したといいます。 桜の開花が近づくなか、住民はすでに疲弊しています。 地元住民 「(桜まつりが)中止になっても桜は咲くので、どのみち(観光客は)来ると思います。言っても(注意しても)無駄なのでほとんど諦めています」 (2026年3月22日放送分より)
テレビ朝日