アストン・ビラのEL躍進で三笘ブライトンらに欧州CL繰り上げ出場の可能性!! プレミア4位or5位でも明暗、その条件は?
アストン・ビラがEL決勝進出
UEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝第2戦が7日、各地で行われ、アストン・ビラがノッティンガム・フォレストを2戦合計スコア4-1で下して決勝進出を決めた。この結果、アストン・ビラが「EL制覇」を果たした上で「プレミアリーグ5位」でシーズンを終えた場合、プレミアリーグ6位のクラブが欧州CLに繰り上げ出場するという珍しい手続きが行われる可能性が出てきた。 アストン・ビラの決勝進出は他のプレミアリーグの中上位勢にとっても朗報となった。もしアストン・ビラが「EL制覇」「プレミアリーグ5位」の両条件を満たした場合、欧州CL出場権がプレミアリーグ6位のクラブに繰り下がるためだ。この繰り下げはアストン・ビラが「EL制覇」「プレミアリーグ4位」の場合は成立せず、これは欧州CL出場権の複雑な配分メカニズムに端を発する。 国内リーグ成績とEL制覇による欧州CL出場権が重複した場合、原則的には国内リーグ成績による出場権ではなく、EL制覇による出場権が「欧州CL予選の出場権を獲得したクラブの中で、UEFAクラブランキング最上位のクラブ」に渡る。国内の出場権は国内、欧州内の出場権は欧州内でそれぞれ配分されるべきという考え方に沿っているためだ。 ところがこの原則が適用されるのは、アストン・ビラがプレミアリーグを4位以内で終えた上で、EL制覇を成し遂げた場合のみ。もしアストン・ビラがプレミアリーグを5位で終えた上で、EL制覇を達成した場合、上記の原則は適用されず、重複した欧州CL出場権はプレミアリーグ6位のクラブに与えられることになる。 その理由はプレミアリーグ1〜4位による欧州CL出場権が自動配分されるのに対し、プレミアリーグ5位による欧州CL出場権はUEFA協会係数ランキングに基づく「追加枠」によるものだからだ。すでにイングランド勢は今季の欧州カップ戦の結果により、追加枠の獲得が決まっているものの、本来これは欧州カップ戦の全ての結果を受けて配分されるもの。出場権獲得の順番は「EL制覇」→「追加枠」となるため、追加枠のほうが再配分の対象になるというロジックだ。 この複雑なメカニズムはアストン・ビラの現状を踏まえると、他のチームにも大きな影響を及ぼす可能性が高い。
プレミアリーグ3試合を残した現在、アストン・ビラは4位のリバプールと勝ち点58で並ぶ5位。残り3試合で6位ボーンマスとは勝ち点6差をつけており、4位か5位でシーズンを終える可能性が極めて高くなっている。今月15日にはアストン・ビラ対リバプールの直接対決も予定されており、同20日のEL決勝フライブルク戦との連戦は、欧州CL繰り上げ出場の期待を寄せる他のチームも注目のシリーズとなる。
欧州CL繰り上げ出場の可能性がある6位争いも熾烈だ。現在6位のボーンマス(勝ち点52)を筆頭に7位のブレントフォード(同51)、MF三笘薫が所属する8位のブライトン(同50)、9位のチェルシー(同48)、10位のエバートン(同48)、11位のフルハム(同48)、12位のサンダーランド(同47)が勝ち点5差内にひしめく大混戦状態。もともとEL、ECL出場の可能性があるため、激しい順位争いが展開されてきたものの、多額の収益につながる欧州CLがかかっているとなれば、さらに争いは激しくなるとみられる。
プレミアリーグでは現在、アーセナルとマンチェスター・シティが優勝争いを繰り広げているが、欧州カップ戦争いも佳境。例年にも見られる上位勢の順位争いだけでなく、アストン・ビラが「EL制覇」「プレミアリーグ5位」の両条件を満たせるかどうかも含め、最後まで見逃せない戦いが続きそうだ。●海外組ガイド●プレミアリーグ2025-26特集ついにファイナリストが決まる運命のチャンピオンズリーグ準決勝2nd leg!5月6日&7日、WOWOWで独占生中継