櫻井心那が涙の2年ぶり5勝目 木戸愛は13年ぶりVに1打届かず
◇国内女子◇CAT Ladies 最終日(24日)◇大箱根CC(神奈川)◇6652yd(パー72)◇晴れ(観衆2308人)
単独首位から出た櫻井心那が3バーディ、3ボギーの「72」で回り、通算9アンダーで逃げ切り優勝。2023年「富士通レディース」以来のツアー通算5勝目を挙げた。6人が並ぶ首位タイで迎えた最終18番(パー5)、グリーン左バンカーからの3打目をピンに絡めるバーディフィニッシュで決着。バンザイして涙を流し、キャディを務めた女子プロゴルファーの吉田弓美子と喜びを分かちあった。
年間4勝を挙げた23年から一転し、昨年は未勝利に終わり再起をかけて臨んだ今シーズン。優勝スピーチでは「本当にこの優勝をするまで、たくさんの方々に助けてもらって、背中を押してもらって、ここまで上がってくることができました」と周囲へ謝意を示し、「これからも感謝の気持ちを忘れずに、もっと上のレベルに上がっていけるように努力を続けるので応援してくださるとうれしいです」と続けた。
2打差3位から出た木戸愛が3バーディ、2ボギー「71」で回り、通算8アンダー2位。首位タイで入った18番は2打目をグリーン手前まで運んだが、3打目で2m強につけたバーディパットがカップに蹴られてプレーオフに持ち込めず、2012年「サマンサタバサレディース」以来となる最長ブランク13年33日ぶりの優勝は届かなかった。木戸と同じ2位に神谷そら、桑木志帆、永井花奈、藤田さいきが並んだ。
7アンダー7位に後藤未有と藤田かれん。6アンダー9位に鈴木愛、堀琴音、入谷響が続いた。
年間ポイントランキングトップの佐久間朱莉は4アンダー19位で終えた。
<上位成績> 優勝/-9/櫻井心那 2T/-8/木戸愛、神谷そら、桑木志帆、永井花奈、藤田さいき 7T/-7/後藤未有、藤田かれん 9T/-6/鈴木愛、堀琴音、入谷響