鴻海とソフトバンクG、米でデータセンター機器製造へ 「スターゲート」の一環

8月18日、 台湾の電子製品受託生産大手、鴻海精密工業はソフトバンクグループと協力して米国でデータセンター機器を製造する計画を発表した。写真は 劉揚偉董事長。台北で4月撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)

[台北 18日 ロイター] - 台湾の電子製品受託生産大手、鴻海精密工業(2317.TW), opens new tabは18日、ソフトバンクグループ<9984.T>と協力して米国でデータセンター機器を製造する計画を発表した。ソフトバンクG、オープンAI、オラクル(ORCL.N), opens new tabが打ち出した米国の人工知能(AI)インフラ計画「スターゲート」の一環。

劉揚偉董事長(会長)によると、ソフトバンクと合弁会社を設立し、鴻海が電気自動車(EV)が製造していた米オハイオ州の工場で製造する。同工場は、鴻海が今月、設備も含めて3億7500万ドルで売却する契約を締結したと、売却先を明らかにせず発表していた。

劉会長は会見で、ソフトバンクGとは半年以上前から準備作業を開始したと説明。「このプロジェクトは、電力、場所、タイミングが最優先の課題で、あまり先延ばしできないと理解している。これら全ての要素を考慮すると、オハイオは非常に適した場所であると当社は考えており、ソフトバンクGもその考えを共有している」と語った。

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