新宿・歌舞伎町“立ちんぼ”の実態…抜け出した20代女性語る パパ活男性から「もっと稼げる」提案で始めるも「全部取られて…精神面も体も限界」
新宿・歌舞伎町の大久保公園近くに集まる女性たち。 いわゆる“立ちんぼ”と呼ばれる売春の客待ちです。
その実態を、更生した女性が語りました。
更生した女性: 1カ月で約250~300(万円)近くは稼いでいたのではないかな。ただただもう自分的には、精神面も体も結構限界で…。
警視庁は10月以降、一斉取り締まりを実施。 女性50人を摘発しました。
取材に応じてくれたのは20代の女性。 2023年に検挙され、その後、立ち直りました。
更生した女性: 好きなアーティストがいたので、その人たちのライブに行きたいっていうので、少しでも多くお金を稼ぎたいからパパ活をするっていう、推し活に使いたいというのがあったんですけど。
こうした行為を始めたきっかけは、いわゆる“パパ活”で知り合った男性から、「もっと稼げる」と、立ちんぼ行為を提案されたといいます。
更生した女性: (最初は)折半でやったいたんですけど、いつの間にか…全部取られて…。一番稼ぎ時ということで、金曜土曜日は朝の11時から、日付変わって3時4時まで大久保公園にいたことがあります。45日間休み無しで続けていました。1カ月に約250~300(万円)近くは稼いでいたのではないかな。
そして、警察が検挙。 その際に専門の相談員を紹介され、こうした生活から抜け出すことができたといいます。
更生した女性: 警察は逮捕するだけではなくて、女の子達を助けてくれる。行政の“つなぎ”があるとは思っていなかったので、これならまた一からやり直せるなと思って。
警視庁は、検挙した女性に売春をやめさせるため、相談先を紹介するなどの支援活動をしていて、「1人でも多く更生につなげていきたい」としています。