トランプ氏、イラン「一夜で壊滅」も 7日までの合意要求
[ワシントン 6日 ロイター] - トランプ米大統領は6日、イランが「一夜にして壊滅される」可能性があるとし、イランが7日夜までに戦闘終結に向けて合意しなければ、その結果に直面することになると警告した。
トランプ大統領はホワイトハウスでの記者会見で「イラン国全体が一夜にして破壊される可能性があり、それは明日の夜かもしれない」と語った。ただ「そうしなくて済むことを願っている」とも述べた。
トランプ氏は会見に先立ち、米国が民間発電所を攻撃すれば、戦争犯罪に相当するとの見方が出ていることについて、「心配していない。戦争犯罪とは、核兵器を持つことだ」と述べていた。
ヘグセス米国防長官は同じ会見で、イランに対する作戦開始以降で最大規模の攻撃が6日に実施されるとし、7日にもさらなる攻撃が行われる可能性があると述べた。
トランプ大統領はまた、ホルムズ海峡の再開が最優先事項で、合意の一部でなければならないと強調した。イランが誠意をもって交渉に臨んでいると考えているとも述べた。さらに、停戦が宣言された段階で、イラン国民は政府に対して立ち上がるべきだとしつつも、極めて危険だという認識を示した。
トランプ氏は6日午前、イラン側が「イランが提案を行い、重要な一歩だ。しかし、十分ではない」とし、イランが「やるべきことをやれば」、紛争は早期に終結する可能性があると述べていた。
<救出作戦>
トランプ米大統領。6日、ホワイトハウスで撮影(2026年 ロイター/Evelyn Hockstein)
トランプ大統領らは会見で、イランで撃墜され行方不明になっていた米軍戦闘機の乗員の救出作戦についても説明した。
トランプ氏は、同乗員が山中に身を隠し、救出の可能性を高めるため山を登り続けていたとし、「干し草の山に落ちた針を探すようなものだった」と語った。
米軍兵士数百人が救出作戦に加わり、イラン側に先に発見されることを阻止したと述べた。また、ラトクリフ米中央情報局(CIA)長官は、イラン側の捜索をかく乱するため「欺瞞(ぎまん)作戦」を行ったと明らかにした。
トランプ氏は、米軍が高い技能と正確さ、致命的な攻撃力をもって救出作戦を成功させ、「あらゆる脅威を排除し、犠牲者を一切出さずにイラン領土から撤退した」と称賛した。
<作戦の情報漏えい>
トランプ大統領はまた、救出作戦に関する情報を最初に報じた記者に対し、情報をどのように入手したのかを明らかにするよう要求し、国家安全保障を理由に、拒否すれば投獄され得ると警告した。どの報道機関や記者が対象かは明らかにしていない。
トランプ氏は、1人目の兵士救出に関する情報漏えいによって、2人目の救出作戦の安全が脅かされたと非難。「誰かが情報を漏えいした。漏えい者を見つけられることを願っている」と語った。
ニューヨーク・タイムズ、CBSニュース、アクシオスなど、複数のメディアが短時間のうちに、1人目の救出について報じていた。ホワイトハウスは、トランプ大統領がどの記者について言及しているかについて明確にしなかった。
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