巨大ヒグマ駆除体長1.9m、体重400kgが箱わなに鋭い爪とうなり声で威嚇

　クマが相次いで目撃されている北海道で、25日は体長2メートル、体重400キロ級の巨大なクマが駆除されました。

「まれにみる」巨大ヒグマ

　閉じ込められた箱わなにあらがうように、手足を大きく動かし頭突きする巨大なクマ。北海道苫前町で25日、箱わなに入っていたオスのヒグマです。

　体長は1.9メートル、体重はおよそ400キロとみられ、町は「まれにみる大きな個体」だと驚いています。

苫前町猟友会　林豊行会長「この個体は（箱わなには）入らないだろうと。相当学習して頭もいい。同じクマであればと思っていたが」

　猟友会の会長が話す、同じクマだという映像。これは今月12日に撮影された、地元の猟友会が設置した箱わな近くに現れた大きなクマ。しかし、次の瞬間には、重さ300キロを超える箱わなを倒してしまいました。

　24日深夜、箱わなの近くに仕掛けたカメラの映像に映っていた巨大なクマ。中に入った餌（えさ）が気になったのか、箱わなの上によじ登ろうとします。

　一夜明けると、クマの姿は箱わなの中にありました。

　猟友会は、この巨大なオスのヒグマが箱わなを倒した個体と同じ可能性があるとみています。

　クマは箱わなの中から、撮影者を鋭い爪とうなり声で威嚇します。

「たぶん同じクマではないか。こんな大きいのはそんなにいない。（わなに）入ったということにびっくり」

　北海道では、23日にも大きなクマの目撃例がありました。

　午後9時すぎ、運転手が46年間毎日通ってきたという山道に現れたのは3頭のクマです。勢いよく車の方へと迫ってくるクマは、警察によると、体長およそ2メートルに達します。

「動画はそんなに速そうに見えないが、結構なスピードで（向かってきた）。もう終わったと思った。バックしなかったらやられていた」

（「グッド！モーニング」2025年11月26日放送分より）