ガジェット系なのに知らなかった!iPhoneの衛星通信機能を初めて試した感想。緊急時に備えて試すべき(ゴーゴーシンゴ)

ガジェットブロガーのゴーゴーシンゴです(@go5shingo

iPhoneを10年以上使ってるのですが、衛星通信機能が使えるのを知らずに今まで過ごしてきました。

iPhoneの設定をいじってたら、たまたま発見したので、今回はiPhoneの衛星通信機能を初めて試した感想をシェアします。

緊急時や災害時、圏外の時に役に立つのでぜひ頭の片隅に覚えておきましょう。

iPhoneの衛星通信機能の概要

デモでも試せます

iPhoneの衛星通信機能は以下の要件が必要です。

提供状況: 2024年7月30日より日本でも利用可能になりました。その他、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパの一部の国などで利用できます。

対応機種: iPhone 14以降のすべてのモデル

OSバージョン:iOS 17.6以降、衛星経由のメッセージはiOS 18以降

料金:アクティベート後2年間無料

概要はこんな感じになります。

iPhone 14以降なので2022年移行に発売された機種が使えるので、比較的対象ユーザーは多そうです。

料金はアクティベート後は2年間無料ですが、デモに関しては無料で可能なので気になる方はまずはお試しするのがおすすめです。

iPhoneの衛星通信機能

iPhoneの通信衛星機能は以下の2機種が使えます。

緊急SOS

目玉は緊急SOS機能です。

災害や登山や船舶の遭難などで携帯の電波が届かない場合に使う可能性のある機能です。

衛星通信なのでWi-Fiやモバイル通信が圏外の場合でも使える可能性があります。

また災害などで携帯会社の電波が混雑している時や、パンクした際も使えるので保険代わりになりそうです。

探す機能で位置情報を共有

こちらは探す機能で持ち物の位置情報を共有できる機能です。

SOSを知らせるほどでは無いけど、家族や友人に自分の居場所を知らせたい時に便利かもしれません。

例えば、登山中に場所を知らせる、海外で場所を知らせるなどiPhoneを持っていればある程度の安否の確認には使えるかなと思いました。

iPhoneの衛星通信機能(デモ)を試した感想

最初に衛星通信の使い方ですが、「設定」→「緊急SOS」→「衛星経由の緊急SOS」から試すことができます(iOS18.4.1の場合)

衛星通信接続デモ

衛星通信接続デモでは、①衛星通信に接続、②緊急SOSのデモができます。

衛星通信の接続ですが、注意点があります。

  • 屋外で必ず使う
  • 空が妨げられてない開けた環境でしか使えない
  • 建物や樹木などの障害物があると受信感度が大幅に下がる

特に屋内では衛星通信を使うことができません

万一地震などで、下敷きになった場合などは使うことができないのでご注意ください。

逆に登山や海上などの屋外アクティビティには向いてる機能だと思います。

衛星通信は開けた場所で使いました。

ときよりスマホの位置を右側に向けてくださいなどの指示が出ますので、その指示に従います。

だいたい30秒くらいで接続できたので、環境さえ合えば比較的スムーズに繋がる印象です。

緊急SOS

緊急SOSを試した結果がこちらです、

文面では電話が繋がらないような緊急時に役に立ちますと記載がありました。

緊急通報のコツとして、質問に回答すると分かりやすいとのことです。

質問のテンプレはこの後出て来ました。

メッセージの送受信を行う為に衛星に接続します。

この時にモバイル通信は自動でオフになります。

屋外に出て、衛星をキャッチする状態になります。

まずは衛星のおおよその位置を特定してもらい、細かい方向の調整に進みます。

衛星通信に接続するために、右方向に傾けてくださいなどの具体的な方向の指示が出ました。

実際にスマホを右方向に傾けると衛星に接続されました。

緊急事態の時に送信できる文章は以下の通りです。

  • 緊急時の状況のメッセージ
  • 緊急時の質問
  • メディカルID
  • 位置情報

こんな感じで最低限の情報をメッセージで送信ができます。

あらかじめ、「ヘルスケア」アプリからメディカルIDの登録などは済ませたほうが良いと感じます。

iPhoneの衛星通信機能の注意点

通話はできない

あくまでも通話はできないので、メッセージの送信のみの機能になります。

もしも通話が必要な場合はスターリンク (Starlink)などの衛星通信サービスが必要になると思います。

屋外の空が開けた環境に限られる

衛星通信なので空が開けた場所に限られます。

屋外でも都心のビル街などでは衛星の電波が干渉して使えない可能性が高いです(そもそもモバイル通信で事足りる)

山や海などの開けて、モバイル通信ができない状況で真価を発揮します。

衛星通信なので天候に左右される

デモを試して感じたのが、衛星の電波を掴むのは意外とシビアです。

最初は自宅のベランダから試しましたが、位置調整の為にベランダから体を乗り出したりしてやっと掴めたくらいなので位置調整は大変でした。

今回は昼間の晴れた日に試しましたが、衛星通信なので曇りや雨の日だと受信感度は低下すると思います。

緊急時にいきなりやると上手く行かない可能性が大なので、時間のある時に練習しておくのがおすすめです。

今回は以上となります。

緊急時に備えて、一度は試してみることをおすすめいたします。

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