人型ロボット「アトラス」がワールドカップのハーフタイムショーに登場…ハーランドの「瞑想ポーズ」も披露(海外)(BUSINESS INSIDER JAPAN)

ロボットがワールドカップでデビューを果たした。ボストン・ダイナミクスが開発したヒューマノイド(人型)ロボット「アトラス」が、ノルウェー対ブラジル戦のハーフタイムショーに登場した。アトラスは試合球を届ける大役を担い、ノルウェー代表のストライカー、アーリング・ハーランドのトレードマークとなったゴールパフォーマンスを披露した。 ワールドカップ(W杯)は、数々のドラマや論争だけでなく、まるでSF映画から飛び出してきたかのようなハーフタイムショーを観客に披露ししている。 【全画像をみる】人型ロボット「アトラス」がワールドカップのハーフタイムショーに登場…ハーランドの「瞑想ポーズ」も披露 7月5日に行われたブラジル対ノルウェー戦では、アメリカのロボティクス企業ボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)が開発したヒューマノイドロボット「アトラス(Atlas)」が、非日常感あふれるカメオ出演を果たした。 ノルウェーが2対1で勝利したこの試合で、並外れた柔軟性を持つこの二足歩行ロボットは、(やや困惑した様子の)審判に試合球を手渡し、後半戦の幕開けを飾った。 アトラスはまた、英マンチェスター・シティ(Manchester City)に所属する長身のノルウェー代表ストライカー、アーリング・ハーランド(Erling Haaland)が見せる「瞑想のポーズ」のゴールパフォーマンスを真似てみせた。ただし、イングランドの伝説的選手ピーター・クラウチ(Peter Crouch)の有名なゴールパフォーマンス「ロボットダンス」は披露されなかった。 Boston Dynamics Atlas humanoid robot spotted at Brazil vs. Norway pic.twitter.com/V0cgeD5qDl — Bearly AI (@bearlyai) July 5, 2026 ─ Bearly AI (@bearlyai) 2026年7月5日 ボストン・ダイナミクスのヒューマノイドロボット、アトラスがブラジル対ノルウェー戦に登場 pic.twitter.com/V0cgeD5qDl アトラスは、ネット上で最も早く爆発的な話題を巻き起こしたヒューマノイドロボットの一つだ。ボストン・ダイナミクスは2013年、この身長6フィート(約1.8m)、体重200ポンド(約90kg)のアンドロイドの初期モデルを初めて公開した。 現在は韓国のヒョンデ(Hyundai)傘下にある同社は、ロボット工学の観点で画期的なパルクール(障害物をアクロバティックに乗り越えていくスポーツ)や不気味なほど息の合ったダンス、そして数え切れないほどのバク転など、アトラスの並外れた身体能力を次々と披露してきた。 それだけでも十分に現実離れしているが、アトラスの最新モデルには完全回転式の関節が搭載されており、頭部、胴体、四肢をそれぞれ360度回転させることができる。 数年以内にアトラスが配備される予定のヒョンデの米ジョージア工場で、将来、アトラスと共に働くことになる従業員たちは少し安心するかもしれない。というのも、競合他社のロボットの多くが「不気味の谷(ロボットなどが人間に中途半端に似ていることで引き起こされる嫌悪感)」の深みから抜け出せずにいるなか、ボストン・ダイナミクスは少なくともアトラスを親しみやすい見た目にしようと努力してきたからだ。 同社の前CEOロバート・プレイター(Robert Playter)氏は2026年1月、ボストン・ダイナミクスがアトラスに「恐ろしくディストピア的な」顔を与えないよう、「ピクサー(Pixar)のランプ」からインスピレーションを得たとBusiness Insiderに語った。 アトラスのサッカー界デビューは、ヒューマノイドロボットに対する期待が高まり続ける中で実現した。モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)の試算によれば、この市場はまだ黎明期にあるものの、2025年の30億ドル(約4860億円、1ドル=162円)から2030年には280億ドル(約4兆5360億円)へと急成長すると予測されている。 ウィーブ(Weave)、サンデー・ロボティクス(Sunday Robotics)、ワンエックス(1X)といったスタートアップが、今後数年以内に家庭用のお手伝いロボットを出荷する計画を発表している。イーロン・マスク(Elon Musk)氏が「史上最大の製品になり得る」と豪語するテスラ(Tesla)のロボット「オプティマス(Optimus)」も、2026年夏に生産が開始される予定だ。

Tom Carter

BUSINESS INSIDER JAPAN
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