「身長206センチのトランプ大統領の息子を軍隊へ!」…米国市民の怒り高まる(ハンギョレ新聞)
米国国内で米国とイスラエルによるイランとの戦争に対し反対世論が高まる中、ソーシャルメディアでは「ドナルド・トランプ大統領の末息子を徴兵すべきだ」という声が広がっていると海外メディアが報じた。 先月2日(現地時間)付のニューズウィークとインディペンデントの報道によると、トランプ大統領がイランの指導部や軍事施設を狙った空爆作戦を承認した先月28日の直後、「ドラフト・バロン・トランプ・ドットコム」(Draftbarrontrump.com)というドメインアドレスを持つウェブサイトが立ち上げられた。 ウェブサイトには、トランプ大統領の末息子のバロン氏の徴兵を求める内容が掲載されている。同ウェブサイトは米国のコメディ作家トビー・モートン氏が作った。モートン氏は過去にも極右政治家を風刺するウェブサイトを何度も立ち上げ、注目を集めてきた。バロン氏はトランプ大統領とメラニア夫人の間に生まれた一人息子で、現在ニューヨーク大学2年生。 ウェブサイトはトランプ一家を称賛するようにして皮肉るもの。トランプ大統領が議会の同意もなく大義名分のない戦争を引き起こしたという批判の声を風刺的に表現したものとみられる。 ウェブサイトのトップ画面上部には「米国が強い理由は指導者たちが強いからだ。当然、彼の息子バロンは父親が勇敢に指揮する国を守る準備ができている。軍務は名誉であり、力は遺伝する。バロンに『犬の加護がありますように』(God bless youを皮肉った表現)」と書かれ、バロン氏の徴兵を称賛する内容が記されている。トランプ大統領をはじめ、バロンの異母兄弟(ドナルドとエリック)が彼の軍服務を支持しているかのように装った引用文も一緒に掲載されている。 米国のネットユーザーたちも、ウェブサイトの開設をきっかけにX(旧ツイッター)に「#Sendbarron」(バロンを戦場へ)というハッシュタグを付けた投稿で積極的に反応している。バロン氏が軍服を着た合成写真も拡散している。 あるネットユーザーはそのハッシュタグを付けて「大統領は第三次世界大戦を始めたのに、自分はリゾートで休暇中だ」と皮肉を言い、別のネットユーザーは「なぜバロン・トランプは父親の戦争に参加しないのか」と尋ねた。 トランプ大統領にとって兵役は敏感なテーマだと、インディペンデントは指摘した。1960年代のベトナム戦争で徴兵対象となったトランプ大統領は、4回の徴兵猶予措置を受け、1968年に徴兵免除となったが、特に骨棘(bone spurs)の診断を理由に免除されたことが問題となった。この診断がトランプ大統領の父親の建物に入居している足の専門医が好意で下したものであるという専門医の遺族の証言が報道され、虚偽診断をめぐり議論になった。 ただし、バロン氏はトランプ大統領よりも正当な理由で兵役免除になれると、インディペンデントは報じた。バロン氏の身長は206センチに達しており、米軍の入隊基準を超えているためだ。米陸海空軍の最大身長制限は203センチ、海兵隊は198センチだ。 シム・ウサム記者 (お問い合わせ [email protected] )