「この機会しか…」突き進んだ野田・斉藤両氏 中道結党の舞台裏
解散報道の2日後、極秘会談
高市早苗首相が通常国会の冒頭で衆院解散を検討している――。
読売新聞が1月9日夜にインターネットで報じた翌日。立憲民主党のある幹部が、公明党の斉藤鉄夫代表に電話した。
「解散の報道が出ています。今後のことについてお話ししたいので、代表と会っていただけませんか」
11日夜、立憲の野田佳彦代表と斉藤氏は、東京都内でひそかに向き合った。
公明の支持母体・創価学会とのパイプがあるとされる立憲の馬淵澄夫代表代行に加え、有力な公明関係者も同席した。
高支持率を維持する高市氏が早期に衆院解散・総選挙に踏み切れば、準備が整わない野党は劣勢に立たされる。
「中道勢力の結集」を合言葉に、水面下で連携を模索してきた立憲と公明が選挙でどのような協力をできるのか。それが会談のテーマだった。
統一名簿か、新党結成か
選択肢は、個別の選挙区ごとの協力▽比例代表での統一名簿作成▽両党で新党結成――の三つ。
公明が比例を中心とした選挙にシフトする準備を進めていたこともあり、統一名簿か新党に絞られた。
一夜明けた12日朝、野田、斉藤両氏らは東京都内のホテルで再び会談した。今度は大勢の報道陣が待ち構えていた。
会談終了後、野田氏は「選挙に当たってはより…