WindowsからMacBookに変えて3年。MacBookを辞められなくなった理由
2021年12月、私はパソコンをWindows PCから14インチのM1 Max搭載のMacBook Proに切り替えました。
3,000ドル以上する高価な買い物でしたが、macOSに慣れてからは、少しも後悔していません。
1. Appleのエコシステムはほかと比べて圧倒的に優れている
macOSの優秀な点の1つは、Appleエコシステムの統一感です。
Appleは特定のハードウェアに合わせてオペレーティングシステムを設計しており、各ハードウェア同士が「連携」できるようになっています。
MacBook、iPhone、AirPods、iPadからなるAppleエコシステムを使うようになって、なぜ人々がAppleのエコシステムをこんなにも楽しんでいるのか理解できるようになりました。
たとえば、私の友人の多くがiPhoneを使っているので、MacBookから直接メッセージを送ることができます。
また、外出先ではSidecar機能を使ってiPadをサブモニターとしてよく活用しています。さらに、AirPodsをデバイス間で切り替えて使えることも気に入っています。
ほかにも、あるデバイスでコピーして別のデバイスでペーストできるといった便利な機能があり、この機能のおかげで多くの手間が省けるんです。
もう、Windows PCで開くために何かを自分のiPhoneにメールで送る必要がなくなりました。
Androidデバイスを使っていれば、WindowsでもPhone Linkを使ってこれらのメリットの多くを享受することができます。
また、Google DriveやWhatsAppなどの代替手段を使うことで、同様の利便性を得ることも可能です。
とはいえ、AppleエコシステムだけのためにWindowsからmacOSに乗り換える価値があるとは思いません。
ただし、バッテリー持ちや性能、ポータビリティを重視して乗り換えるなら、きっとMacBookに満足できるはず。
2. バッテリー、性能、デザインのバランスが優れている
クリエイターとして、私がMacBook Proを購入した主な理由は、電源につながなくても、外出先で最高のパフォーマンスを発揮し、高性能なビデオ編集ができることでした。
私のMacBook Proの重さは約4ポンド(1.8kg)未満。非常にスリムで、どんなバックパックにもほとんど負担を感じずに収まるほどのコンパクトなサイズです。
外出先でも4K動画を編集することができ、パフォーマンスの不具合がほとんどなく、少なくとも2時間は充電せずに使い続けることができます。
しかし、Windowsノートパソコンはこれらの分野で追い上げてきています。
Intelの第12世代以降のCPUに搭載された効率コアとパフォーマンスコアの「ハイブリッドアーキテクチャ」によってその進歩が見られます。
とはいえ、もし結果が似たようなものなら、私はAppleのエコシステムと信頼性を選ぶでしょう。
3. macOSはより信頼性が高く、バグが少ない
Macコンピュータについて「とにかくちゃんと動く」といった表現が使われてきました。
使いはじめて3年経った今、その説明はかなり妥当だと納得しています。
私のMacBookは、3年間で約4回クラッシュしましたが、Windowsのゲーミングデスクトップは毎年それ以上の頻度で、ブルースクリーンに遭遇していました。
私のMacBookで唯一、一貫して発生する問題はメモリの圧迫ですが、これは私自身のデジタル衛生が悪く、アプリを一度に多く開きすぎているためです。
デバイスに責任があるわけではありません。
対照的に、Windows 11は決して信頼性の低いOSではありませんが、いくつかの厄介なクセがあります。
MicrosoftがWindowsにCopilotなどの機能を追加する一方で、OSにはさらに広告も増えました。
Windows 11からほとんどの不要なソフトウェアを削除することはできますが、パワーユーザーでない多くのユーザーはわざわざその方法を調べようとはしないでしょう。
Appleがユーザーのプライバシーに引き続き重点を置いているため、Windowsと比べてOSに組み込まれた不要なソフトウェアによる問題が多く防がれているようです。
4. Appleは不利な点を克服しつつある
AppleシリコンのMacがはじめて登場したとき、macOSは旧型のIntelベースのMac向けに書かれたプログラムを翻訳するために、Rosetta 2に大きく依存していました。
Rosettaは多くの処理能力を必要としませんでしたが、Appleシリコンの初期にはmacOSのパフォーマンスに影響を与えました。
しかし、2024年にはAppleシリコンがAppleの標準チップインフラとなり、macOSのほぼすべての一般的なソフトウェアがネイティブ対応で書かれるようになっています。
これにより、いくつかの古いアプリを除いて、Rosettaによるパフォーマンスの低下はほぼ完全になくなりました。
同様に、macOSは常にゲームに関して評判が良くありませんでした。
macOSはゲームの性能や互換性の面で依然としてWindowsに大きく遅れを取っていますが、その差は年々縮まりつつあります。
たとえば、macOSは現在『バルダーズ・ゲート3』『ファイナルファンタジーXIV』『Minecraft』『Hades』といった主要タイトルに対応しています。
さらに、macOSはエミュレーションにおいても驚くほど良好に動作します。
性能は同等の価格のWindows PCには及ばないものの、人気タイトルが遊べる選択肢があるのはとてもうれしいことです。
近年、AppleはmacOSの柔軟性と互換性をより高める方向に進んでいます。
これにより、AppleはWindowsに対する最大の弱点を着実に克服しつつあると言えるでしょう。
macOSは年々改善されてきましたが、すべてのユーザーにとって完璧なデバイスというわけではありません。
私は今でも主にWindows PCでゲームをプレイしており、まだ多くのアプリがmacOSに対応していません。
しかし、エコシステム、携帯性、信頼性、そしてAppleが行なってきた着実な改善のおかげで、MacBookは日常的に使うデバイスとして私にはずっと優れていると心から信じています。
Original Article: I Switched From a Windows PC to a MacBook 3 Years Ago: Here’s Why I’ve Stayed by MakeUseOf