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近場で割安に連休を楽しもうという人たちで賑わう観光地を取材してきましたが、石油製品の不足・高騰だけでなく、意外なところにも影響がでていました。

ホルムズ海峡封鎖受け“代替調達” パナマ運河の通行料にも異変が…

記者(4月26日)「アメリカ産原油を積んだタンカーが、東京湾に入ってきました。イラン攻撃以降、“代替調達”された初めてのアメリカ産原油が日本に到着しました」

ホルムズ海峡の封鎖を受け、中東以外からの原油調達を急ぐ日本。

アメリカから運ばれた原油は、パナマ運河を通ってやってきました。

そのパナマ運河も、イラン情勢を受けて異変が起きています。臨時で通る船舶の通航料が3倍にも跳ね上がっているのです。

そして、この巨大なタンカーで調達した原油も、国内使用量のわずか0.4日分にしかなりません。

高市総理「経済活動を止めるべきではない」

一方、封鎖されているホルムズ海峡からも、初めて日本に原油を運ぶタンカー1隻が脱出しましたが、いまだに40隻ほどの船が足止めされています。

綱渡りの調達が続きそうな日本の燃料。

「節約を呼びかけるべきでは」という声も上がっていますが…

高市総理(4月27日・参院予算委)「燃油とかそういうものについても、使用を少し控えるよう制限かけたらどうかというお声もいただきますが、私は経済活動を今止めるべきではないと思っている。必要な量の確保に奔走しているわけです」

“必要量は確保されている”と強調する政府。

しかし、観光客で賑わうゴールデンウィークの観光地でも、様々なプラスチック製品の材料となるナフサ不足の影響が出ています。

“石油製品不足”がGW直撃 花畑が14分の1に…背景は?

千葉・袖ケ浦市のテーマパーク「東京ドイツ村」の目玉は、四季折々の花畑と、本場のドイツビールやソーセージですが、ナフサ不足の影響で、ビールのプラカップやソーセージのパックなどが軒並み値上げ。

そして、名物・バウムクーヘンの梱包材が足りないのです。

東京ドイツ村 山尾隆一総支配人「箱とかビニール…。ガス袋というが全部(足りない)。もしかしたら(バウムクーヘンの)生産を制限するという話が出ている」

さらに目玉の花畑にも影響が。これから季節を迎えるユリの花畑を、例年の14分の1に縮小せざるを得なかったといいます。

燃料や農業資材の値上げに加え、肥料の高騰がその原因。

東京ドイツ村 山尾隆一総支配人「肥料関係はかなり(影響を)受けている。もう本当に争奪戦のような感じになっている。高くても買わなければいけない。去年から1.2倍くらいになっていて、6月にさらに上がって1.5倍。来年には2倍ですよね」

実は、中東地域は肥料の主要な生産地でもあり、全世界の約3分の1の肥料がホルムズ海峡経由で供給されていたため、原油と同様に、供給不足が危惧されているのです。

電気・ガス値上げで“追い打ち”か 長期化懸念し消費抑える動きも

そして、今後さらに心配なのがイルミネーションにかかる電気代。

この先の電気代について政府は...

赤沢亮正 経済産業大臣(4月24日)「電気・ガス料金は、6月ぐらいから影響が出始めると見込まれる」

次々と迫りくる値上げの波。これまでのゴールデンウィークとはお客さんの様子も違うといいます。

東京ドイツ村 山尾隆一総支配人「いつものゴールデンウィークは、けっこう遠い県外の方が多いが、千葉県ナンバーの車が多いなと」

Q.みなさん遠出をするより近場を選ばれてる?「そんな感じだと思う。弁当を持ってきたりだとか、ペットボトルを自分で持参してきたりだとか。消費を抑えようかないう兆候が見えます」

実際、来場者も…

来場者「宿泊を伴うとコストもかさんでしまいますし、近場で楽しめる所というので選んで来ました」

「出身が九州の方なんですけど、ちょっとお金がかかるなと思って、近くで今年は過ごそうかなって。車で来ました。やっぱり今のうちにガソリンは、早く入れておいた方がいいかなって」

経済活動を止めるべきではなく、節約は呼びかけないという政府。

一方で、影響の広がりと⻑期化を懸念し、身構える人々も増えています。

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