【漫画】「えっ、誰!?」 帰宅したら“誰もいないはず”のシャワールームから音が… 女性の恐怖体験に「これは焦る!」
インスタグラムで公開されている漫画家のナンシー関ヶ原さんの漫画が「これは焦る!」と話題に。そこで、作者に話を聞きました。
漫画家のナンシー関ヶ原さんの漫画「最近怖かったこと」がインスタグラムで600以上の「いいね」を集めて話題となっています。
女性が自宅に帰ると、誰もいないはずのシャワールームから音が。恐怖でパニックになり、大事な物だけを持って外へ逃げようとしていたところ…という内容で、読者からは「これは焦りますね」「読み進めていくうちに怖くなった」などの声が上がっています。
ナンシー関ヶ原さんは、インスタグラムで作品を発表しています。ナンシー関ヶ原さんに作品について話を聞きました。
Q.今回、漫画「最近怖かったこと」を描いたきっかけを教えてください。
ナンシー関ヶ原さん「家の中で思わずドキッとする出来事があったからです。私は現在、夫の仕事の都合でブラジルに住んでいます。外では治安のこともあり、常に気を張っているのですが、気が緩んでいた家の中での出来事だったため、つい漫画に描かずにはいられませんでした」
Q.シャワールームからシャワーの音が聞こえてきたときの心境を詳しく教えてください。
ナンシー関ヶ原さん「とにかく焦りました。夫は日中仕事に出ているので、家には私しかいないはずなのに『誰かいる!?』と頭が真っ白になりました。ブラジルの110番の掛け方も分からず、パニック状態に…。でも正体が分かったときは心底ホッとしました」
Q.ブラジルで生活されているとのことですが、住居侵入などの犯罪は多いのでしょうか。
ナンシー関ヶ原さん「窃盗目的の住居侵入や盗難はたまに耳にしますが、件数としてはそこまで多くない印象です。サンパウロなどの都市部では、通りでスマートフォンなどの窃盗が多いです。ブラジルのマンションには門番がいるところも多く、ある程度の防犯がされています。冷静に考えれば、泥棒がシャワーを浴びるなんてありえない話ですが、このときは本当に焦っていたので、そんな突飛な想像すらしてしまいました(笑)」
Q.別の日に「まさかの生き物」がシャワールームから出てきたときは、どのように感じましたか。
ナンシー関ヶ原さん「本当にびっくりしました。5月から9月にかけてサンパウロなど乾季がある地域では雨が少ないのですが、『喉が渇いて水を探していたのかも』とフォロワーさんが教えてくれて、『なるほどな』と思いました。今では窓辺に小さい水入れを置いています」
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
ナンシー関ヶ原さん「約1年前の2024年5月、夫の仕事でブラジルに引っ越したことをきっかけに、日々の生活を漫画に描くようになりました。元々は、離れて暮らす日本の家族や友人に『私は元気だよ』と伝えるためのものでしたが、外国人の視点から見たブラジルの生活が面白いと受け取ってもらえたのか、ブラジル人のフォロワーが増えて、日本語に加えてポルトガル語でも漫画を描くようになりました。現在はTikTokで19万人、インスタグラムではポルトガル語版と日本語版をあわせて約5万人のフォロワーがいます。今年はまさかの『ブラジルで書籍化』も実現し、自分でも驚いています」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
ナンシー関ヶ原さん「これからも家族やフォロワーの皆さんなど、自分を気に掛けてくれる人たちに『私は元気だよ』と伝える手段として、漫画を描き続けていきたいです。そしていつか、日本でも自分の本を出版できたらいいなと思っています」
Q.漫画「最近怖かったこと」について、どのようなコメントが寄せられていますか。
ナンシー関ヶ原さん「『ヒヤヒヤしました!』というコメントがあり、私の焦りが伝わったんだなとうれしかったです。海外で、日中1人で過ごすからこその怖さも共感していただけたのではないかなと思っています」
(オトナンサー編集部)