【○虎将トーク】阪神・藤川監督、8番前川に「何かが下がって、そうしているわけではない」3戦無四球村上には「あんまり言わない方が」
(セ・リーグ、阪神2ー0中日、6回戦、中日4勝2敗、10日、甲子園)阪神が中日戦の連敗を「4」で止めた。村上頌樹投手(26)が7安打98球で2戦連続完封勝利。自身3連勝で両リーグトップの6勝目(1敗)を挙げた。打線は一回1死二塁、森下翔太外野手(24)の中前打で先制。六回2死三塁では佐藤輝明内野手(26)の二塁打で加点した。森下は連続試合本塁打が「4」で止まったが、一回の守備で1死二塁からの右前打処理後に二走の生還を阻止する守備でも貢献。5戦連続打点をマークした。阪神投手の2試合連続完封は2021年の高橋遥人以来。単独首位を堅持した藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(成績=19勝14敗1分、観衆=4万2598人)。
★テレビインタビュー編
ーー村上は2試合連続完封
「本当にいつも締まったピッチングをしてくれるといいますか、内野も守りやすいですしね。リズムのあるピッチングで素晴らしかったですね」
ーー内容はどう見ていた
「ドラゴンズの打線も僅差でいくと出塁から足を絡める攻撃がありますから、その辺りをケアしないといけないですけど、バッテリーともども技術がありますから、ゲームを最後までいってくれましたね」
ーー一回の森下の返球も大きかった
「日々、チームとしてやらなければいけないことという基本を守りながら、それの中で攻めてプレーしてくれるところで、非常に日々心強くベンチから見ています」
ーー村上の姿はどう見えている
「昨年の自分へのフラストレーションというんですかね、結果で取り返そうとしている。監督として満足させないように、ホッとさせないようにという思いでいますけど、今日はちょっとだけホッとしてもらいたいですね」
ーー試合の流れは
「高橋投手は徐々にボールが良くなっていきまして、今はシーズン前半の半ばぐらいですかね、そうなると安定が出てきますから。こちらの安定の方が上回った。そこに尽きると思います」
ーー佐藤輝の一打は大きかった
「3番、4番と打点を挙げまして。大山が敬遠されるというところでは、チームとしての攻撃は相手にとって考えさせるところが現状ではあるということですから、より丁寧にいきたいなと思います」
ーー11日以降は
「ペナントレースの行方は、道半ばの手前ですから、丁寧に選手たちが元気なので、ファンの方は選手の素晴らしさを、テレビ、球場を通して見てもらいたいですね」
★囲み編
ーー打線はいい流れ
「そうですね、昨日、中止だったので、チームのムードだったり、村上のスライドだったりも見つめながらですけど、それも必要なかったかなというぐらいの全体の締まり具合で、非常に満足してますね」
ーー中野の存在は改めて
「全選手も大きいですよ。出ている選手、出ていない選手かかわらず、それぞれの役割とか、どうなっていきたいとかあるでしょうから。ホントにみんなで戦ってくれてると思いますね」
ーー村上の投手陣の中での存在感は大きくなっているか
「他の投手たちが相乗効果で高まってくれることを日々願って、調整等々見つめてますから。他の投手もリズムが上がってくればチームとして力をつけていく段階ですから。村上は先にいいスタートを切れましたけれども、他の投手を考えても、やってくれると思います」
ーーマダックス(先発投手の100球以内の完封勝利)
「僕、お兄ちゃん(マイク・マダックス氏)に教わってるんで。お兄さんもすごくコントロール良かったですね、マダックスって。レンジャースで習いましたけど。でも確かに背格好、身長等は村上に似てますね、はい」
ーー3試合連続無四球がリズムを生んでいる
「うーん…そのあたりはあんまり言わない方が。普通にやってくれればいいので。結果そうなってるだけですから、はい」
ーー安定という言葉があったが、チームとして安定した戦い方がでてきている
「石井が戻ってきたんで、バランスというのは非常に取れるようになってくると思いますから。戦い方の足元と言いますかね、地盤というのはまあまあ」
ーー試合前に前川とコミュニケーションを取っていた。状態を見て打線を組み替えながら(前川は8番で1安打)
「何かが下がって、そうしているわけではないので。こちらが見ているものと彼の考えているところを一致させているだけなんで。打順が下がっていることで、パフォーマンスが落ちているから、どうこうではないということですね。また、明日ですね」