大学サッカーに残っていれば3年生…横浜FM関富貫太が感じる現在地「這い上がるか、落ちるか」
[10.7 天皇杯3回戦 横浜FM2-1京産大 日産ス] 大学サッカーを離れてから、約10か月。同世代の大学生と向き合うピッチで、改めて現在地を見つめた。
DF関富貫太は2024年に桐蔭横浜大へ入学。翌25年8月に2028年からの横浜F・マリノス加入内定と特別指定選手認定が発表された。しかしJ1の舞台を経験する中で、「もっとマリノスで試合に出たい、活躍したい」という思いを強め、加入時期を2年前倒し。昨冬のインカレを最後に大学サッカー部を離れ、今季から正式にプロ生活をスタートさせた。
ただ、簡単に出場機会をつかめているわけではない。シーズン移行で今夏始まったJ1リーグ戦でも、ピッチに立つ時間は限られている。そんな中で迎えた京都産業大との天皇杯3回戦。先発したものの、ハーフタイムで交代を告げられた。
「自分の立場からしたら、まだ何もプロとして成し遂げていない。相手が大学生だからとか、そういうことは関係ない。試合、試合で自分の強みをもっと出していかないといけない」同じ2005年度生まれの選手たちの活躍も刺激になっている。この日はU-21日本代表のアジア大会から戻ったMF福永裕也(3年=京都橘高)と対戦。代表活動で一緒になった経験があり、試合前にも連絡を取り合っていた。また、桐蔭横浜大で同期だったFWンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄は今夏にデンマークへ渡り、U-21日本代表でもプレー。違う道を進む同世代の姿を、関富も意識している。
自身も将来的な海外挑戦を目標の一つに置く。ただ、今やるべきことは明確だ。「まずはこのクラブで活躍して、タイトルを獲ること」。そして現在地を、厳しい言葉で表現した。 「ここから上に上がる。這い上がるか、落ちるかっていう立ち位置だと思っています」 京産大戦での前半45分にも「いろいろ思うこと、反省することがあった」という。だからこそ、それを次へのエネルギーに変える。「この10月で監督やチームメートの信頼を勝ち取らないといけない」。大学に残っていれば、まだ3年生の世代。自ら選んだプロの世界で、まずは横浜FMの競争を勝ち抜く。 (取材・文 児玉幸洋)●第106回天皇杯特集▶お笑いコンビ「ヤーレンズ」がサッカーをしゃべり倒すポッドキャスト「ボケサカ」は毎週金曜配信