コースとの相性は「どうですかね?」 石川遼は5回目の最終日最終組に向けて週末へ
◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 2日目(11日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71)◇曇り(観衆3006人)
10回の出場で未勝利とはいえ、石川遼が本大会で最終日最終組を戦ったのは4回ある。自己最高位は2018年の単独2位で、トップ10は5回。コースとの相性については「どうなんですかね?」と苦笑したが、ことしも優勝争いを目指す気持ちは変わらない。
第2ラウンドを終えて、首位と4打差の通算8アンダー5位。「風が吹くと、難しいながらも面白い」と話すコースで、この日は風が強まる午後スタートでその洗礼を受けた。夕方にかけての平均風速は4~6m/s。初日72.2%(13/18)で大会14位だったパーオン率は、この日66.7%(12/18)で50位と数値を落とした。リカバリーのためのウェッジショットも、「フォローに対しての距離感が本当に難しくて」と苦戦した。
「大きくショートしたり、意識しすぎてちょっとオーバーしたりっていうのがあった。ウェッジで打っても15ydくらい転がっちゃう」と硬さが増して止まらないグリーンと戦いながら、この日のボギーは2個に収めた。「逆にミドルアイアンのほうが距離感はあっていた」と、後半17番(パー5)は215ydから5Iで2オンに成功。4バーディ、2ボギーの「69」で何とか60台を並べ、「自分のなかでは完璧ではもちろんなかったですけど、なんとか良い流れであしたに行ける」と振り返った。
首位発進から後退したが、優勝争いのチャンスはまだまだある位置。「しっかり戦っていけば、さらに良くできると思う」。夕方5時過ぎにプレーを終えると、人影の少ない練習場へ直行。大会初優勝に向けて準備を進めた。(三重県桑名市/谷口愛純)
<過去の大会戦績> ※●は最終日最終組 2008年 5位● 2009年 37位 2010年 予選落ち 2011年 3位● 2012年 10位 2018年 2位● 2021年 予選落ち 2022年 予選落ち 2023年 3位●
2024年 41位