【バレンタイン】チョコレートの選択肢が多すぎるから、GeminiとChatGPTに「1つだけ選んで」と言ったら全く同じメーカーの名前が出た

選択肢が多すぎて困る──今年のバレンタインもまた、そんな悩みを抱える人が続出することだろう。理由は言うまでもない。チョコレートの種類がありすぎるのだ。

たとえば、私の職場がある東京・新宿だけでもすごい数。元々Godivaやピエールマルコリーニなどの専門ショップが軒を連ねているだけでなく、デパートではバレンタイン絡みの催事が行われることで、この時期はチョコレートのラインナップがほぼ無限になる。

ありがたいことだけど、買う側にとってはかなり大変なのでは? こんな時にAIがバシっと選んでくれたら楽になるのになぁ……と気になる人もいるだろうから、実際に試してみた結果を発表したい。

・いきなり結論

で、結論から言うと、AIのチョイスは完璧だった。指示した私が若干引くほど完璧だった。あまりにも完璧だったから、もう今後は人間が悩む必要なんて一切ないのでは? と思ってしまうほど。

いちおう説明しておくと、やり方としてはGemini ProとChatGPT(GPT5.2)に「予算(3000円以内)と買う場所(新宿)、私のチョコの好みを伝えるから、1つだけ選んで」と打ち込むだけだ。

好みは上の通りで、ご覧のようにふんわりしている。こんな漠然とした指示(プロンプト)で選べるのか? と思っていたら、Gemini ProもChatGPTも同じメーカーのチョコレートを挙げたのだ。そのメーカーというのが……

Venchi(ヴェンキ)である。

実は私、イタリア旅行中に知ってドカハマりし、Venchiが日本に上陸した際は記事にもしている

個人的には、日本でもっとも好きなチョコレートと言っても過言ではない。

チョコレートの選択肢が無数にある状態で、その個人的No.1をバシッと挙げてくるとは……。しかも、Gemini とChatGPTがまるで打ち合わせでもしたかのように同じメーカーを。なんだか、ホールインワンを2本連続で見たような気分だ。

・買ってみた

ちなみに、Venchiで何を買うかって話になると、Gemini とChatGPTでは意見が異なる。Geminiは「量り売りのチョコ」をオススメしており、ChatGPTは「ピスタチオ クレミノ バー&70% エクストラダーク チョコレート ミニバー」だった。

今回はGeminiの案を採用することにして、持ち帰ったのがこちら。

当たり前だけど、めちゃくちゃ美味い。

AIの進化を肌……というか舌で感じる。2年前も似たようなことをやったが、チョイスの鋭さが格段に進歩しているではないか。

ただ一方で、どうしても気になる。もはや人間のチョイスはAIに勝てないのだろうか? と。

・妻が選ぶチョコ VS AIが選んだチョコ

そこで、私のことをよく知っている妻に、同じ予算でチョコレートを選んでもらった。果たして、妻の選ぶチョコレートはAIを上回れるのか? 

というか、個人的No.1メーカーをすでにAIが選んでいる以上、どうしても2位以下になってしまうが……一体どうするのだろう? と思ったら、妻が選んでくれたのは以下の2つ。

「モンロワール サービス袋 リーフメモリー(1404円)」「モンロワール サービス袋 ココアミルク(1404円)」である。なるほど。悪くない。でも、一体なぜこれなのか? 妻に聞いてみたところ……

2年前の記事でも同じようなことを言ったと思うけど、結局あなたは質より量だから。

駄菓子屋で売っているチョコを大量に買って渡しても良かったんだけど、それなりの特別感は欲しそうだったからモンロワールのサービス袋あたりがちょうどいいかなって。

しかも、モンロワールの「リーフメモリー」は1袋の中に小さなチョコレートが無数に入ってて、チビチビ食べればドカ食いも防げる。チョコを食べながら「痩せたい」と矛盾したことを言ってるあなたには最適解だと思う」

──なんとも鋭いところを突く意見である。たしかに、味としてはVenchiが個人的No.1だが、高級だけに量が少ない。妻のチョイスは、その弱点を完璧にカバーしている。

さらに、チョコを食べながら痩せたいというワガママすぎる願望を叶えてくれる……かどうかはわからないが、そのあたりのことが考慮されているのは高ポイント。AIにはできない配慮だろう。

・接戦

まとめると、もらった瞬間の嬉しさは両AIが選んだVenchiに軍配が上がるが、長期的な満足感という点だと妻のチョイスってところだろうか。何とも甲乙つけ難い結果になったが、それだけAIの進化にビビらされる結果になったと言える。

逆に言うと、AIに指示するだけで好みにピッタリのものを選んでくれるのだから、人の心に残るプレゼントを考えるのはますます難しくなっているような気がしなくもない。便利なのか不便なのか。

そのあたりのことを考え出すとわからなくなるが、少なくとも今回の結果を考えると「渡す人の好みを軽く聞いてAIに打ち込むとタイパが良い」ってことは言えるかと思う。チョコレートの選択肢が多くて悩んでいる人はご参考に!

執筆:和才雄一郎 Photo:RocketNews24.

▼Venchiのチョコ。量り売りなので何を選ぶかにもよるが、今回は9粒入って2916円だった

▼1番美味しかったのがコレ。「クレミノ ピスタチオダーク」というらしい

関連記事: