「ウサギを蹴ったのをみて、すぐ走った」男を取り押さえたウサギ写真家 男の不審な動き逃さず 広島
竹原市の大久野島でウサギを蹴る暴行を加えたとして滋賀県の会社員の男が逮捕された事件。男を取り押さえたのはウサギ写真家の男性でした。
数百匹の半野生化したウサギが生息し「ウサギの島」として知られる竹原市の大久野島。 愛らしいウサギを見に多くの観光客が訪れるこの島で卑劣な犯行が起きました。
【写真家・中村隆之さん】 「(犯人が)蹴ったのを確認したのですぐ走って、こっちに来るとウサギが横たわって痙攣していて、横に男が立っていたので、すぐに服をつかんで逃げないように取り押さえた。犯人への怒りや憎しみがすごくわいた」
【写真家・中村磨矢さん】 「元気だったころを知っているので、亡くなった子たちの。(ウサギたちの)顔がどんどん浮かんでくるので、悲しいですね」
これは、不審な人物がいるという情報を聞いて駆け付けた写真家の中村隆之さん磨矢さん夫婦が今月21日に撮影した映像です。
周囲を気にしながらにんじんを使ってウサギをおびきよせる男が映っています。 中村さんがしばらく男の尾行を続けると、男がウサギを蹴ったため、中村さんはその場で男を取り押さえました。
【写真家・中村隆之さん】 「おとなしくつかまった感じ」 Q:つかまえる怖さは感じなかった?
「とにかくつかまえないと無我夢中な気持ちで、恐怖心を感じる余裕はなかった。なんでこんなことをしたのか聞くと、ウサギがかわいいからとか守りたいからとか、意味の分からないことを言っていた」