Ray-BanとMetaがつくったスマートグラス、6カ月使ったから言いたいことを言う【Ray-Ban Metaレビュー】
6カ月前、スマートグラス「Ray-Ban Meta」のレビュー(英文記事)をしました。
説明するとこれは、カメラ、スピーカー、マイク、声で起動するMeta AIが、ウェイファーラー(Ray-Banの代表的なデザイン)のフレームに収まっているもので、普通のサングラスのように見える「SF世界のサングラス」です。
私はとても気に入っていて、度付きのレンズを入れて日常的に使っていました。
新しく発売されたばかりのテック系製品は人気がありますが、本当に試されるのは「Ray-Ban Meta」が目新しいモノから、充電するのを忘れないようにしなければならないモノになってから。
結論としては、仕事中も、自転車に乗る時も、家事をする時も、普通の退屈な日常生活でも掛け続けて半年経っても、私はまだ本当に「Ray-Ban Meta」が好きです。
ただ、もっと細かく色々な意味で好きなのです。
結構、重い
最初に手にした高揚感がなくなったあと、私は「Ray-Ban Meta」の重さに気づきはじめました。
本体が49gでサングラスにしてはかなり重いですが、度付きのレンズを入れると54gとさらに上がります。私が普段使っているメガネは、かなりがっしりしていますが重さは39gで、違いは明らかです。
当然、長時間使うのには少し辛いです。いつしか、スマート機能を使わなそうな時は、自分がいつものメガネをかけていることに気づきました。
写真や動画を撮ったり、手ぶらで出かけたい場合は、「Ray-Ban Meta」に戻ります。一番の難点は、どっちのメガネをかけているか忘れた時に、「ヘイ、 Meta」とメガネに声をかけなければならないところです(これは私の問題ですが)。
品質、耐久性、スタイルは文句なし
非の打ち所がないので、「Ray-Ban Meta」と、このメガネを物理的につくったところ(工場でも何でも)は、褒めなければなりません。
手に入れた時と同じように今も機能していて、フレーム自体も壊れていません。歪んだり、アームが曲がったり、その他の不具合もありません(貴重品のように大事に扱ったわけでもなく、特別な手入れもしていません)。
ウェイファーラーのデザインは定番なので、6カ月経っても流行遅れにはなっていません。ジェームズ・ディーンに似合うなら、私にも似合うのです。
バッテリー寿命はイマイチ
Meta社は、スマートグラスのバッテリー寿命は「最長4時間」と言っていますが、少し甘いです。もっと頻繁に充電しなければなりません。
バッテリーがなくなってもメガネの主な機能(物がハッキリと見える)を果たすので、充電器がメガネケースに内蔵されていることについて、大抵の場合は受け入れられます。
しかし、写真や動画をたくさん撮りたいような長時間の外出時は辛かったです。「卒業式の前半の写真しか撮れない」もしくは「すぐに充電できるように予備のメガネを用意する」しか選択肢がありません。
パッテリーに関するもう1つの不満は、通知をすべて無効にしない限り、バッテリー低下の通知を無効にできないことです。これは多くのテック製品に当てはまりますが、「Ray-Ban Meta」にこれを無効にできるオプションがあったら最高です。
見られることはあまり気分が良くない
私が日常的に「Ray-Ban Meta」をかけはじめた時は、まだ周囲の人にあまり気づかれていませんでした。しかし、「Ray-Ban Meta」の認知度が高まるにつれて、私がそれをかけていることに気づく人たちが増えてきたのです。
少なからずの人に「私の写真を撮ってるんですか?」と聞かれ、監視やMetaをかけるきっかけについて会話をするのは気持ちいいものではありません。
ただ、警戒する人がいるのもわかります。まだ新しく、ファッションとテクノロジーの境界線が曖昧なものなので、不快に感じている人が多いです。