mixi2はX(Twitter)に代わる「ネットのオアシス」になるか
新サービスが始まったらとりあえず登録するのがテック好きの性。どんなネット空間に成長するか気になります。
撮影:小林優多郎
mixi2は、現在運営中のmixiとは別のサービスです。アカウントも独立しており、短文投稿とコミュニティー機能に特化したプラットフォームとなっています。
短文投稿が可能なこと、匿名・実名どちらでも参加できること、絵文字リアクションなど、「日本のインターネットカルチャーらしい」仕様が、特に1980〜1990年代生まれの層から好評を得ているようです。
私も実際に登録してみましたが、投稿文に装飾や背景色、アニメーションを付けられる「エモテキ」機能により、投稿に親しみやすさとカジュアルな雰囲気が感じられます。
一方で、「広告がほとんどない」「フォローした人の投稿だけが表示され快適」といった声が、X(旧Twitter)やMeta(FacebookやThreadsなど)との比較で多く聞かれます。
個人的にこの評価には同意しますが、どのSNSも基本的には「営利企業の事業」です。広告や注目を集める仕組みなしでは、これほどの大規模なシステムの運営は難しいのではないかと考えています。
mixi2の登場と時を同じくして、Xではオーナーのイーロン・マスク氏が12月18日に「ハッシュタグの使用を控えるように」と投稿し、また先日には「メイン投稿に説明を入れ、返信にリンクを入れるように」と提案していました。
SNSの使い方や利用目的が急速に変化するなか、mixi2が今後どのようなポジションを確立し、ビジネスを展開していくのか、取材を通じて探っていきたいと思います。