トランプ氏三男、友人女性を襲撃から救出か ビデオ通話中異変に気づき通報と英裁判所
ロンドン(CNN) トランプ米大統領の三男バロン・トランプ氏が昨年、英ロンドンにいる友人の女性とビデオ通話中、女性への暴行とみられる場面を目撃し、警察に通報していたことが分かった。英国の裁判所が明らかにした。 【映像】「縄で縛られたバイデン氏」の図 トランプ氏の投稿が物議 英PAメディア通信によると、バロン氏の緊急通報の記録が21日、ロンドンの裁判所で開かれた公判で公開された。 当該の裁判では22歳の男の被告が暴行、傷害、レイプ2件、故意の首絞め、司法妨害の罪に問われている。被告は全ての容疑を否認している。被告の弁護士はCNNの取材に対し、コメントを控えた。 英国メディアの報道によると、当該の女性は21日に法廷で発言。バロン氏の介入のおかげで被告に殺害されずに済んだと語った。 英紙メトロが伝えたところによれば、女性は「彼(バロン氏)に命を救われた。あの瞬間のあの電話は、まるで神からのお告げのようだった」と語ったという。 一方、被告の弁護士は法廷で、女性の主張を「完全な捏造(ねつぞう)」と指摘。被告が女性を抑えつけたのは女性が「怒り狂い、暴力的」だったためだと示唆した。メトロ紙が報じた。 PAメディアの報道によるとこの日の公判では、現在19歳のバロン氏が2025年1月18日、女性と通話した後で英国の警察に通報していたことが明らかにされた。女性の氏名は法的理由により公表されていない。 警察との通話記録によれば、バロン氏は当時、米国から電話していることを警察に告げ、直前まで通話していた女性が暴行を受けていると知らせた。 記録の中でバロン氏は、女性との通話を終えてから8分ほど過ぎていると示唆。その上で警察に対し「誰かに知らせる方法がやっと分かった。本当に緊急事態だ」と伝えている。 容疑の捜査を担当する警察はその後、バロン氏に目撃証言を提出する用意があるかどうか尋ねた。22日の公判で明らかになったところによると、バロン氏は25年5月2日にメールを送付。その中で当時「時差の関係で相手が電話に出るとは思っていなかった」が、実際には「電話はつながった」と説明した。 「電話に出たのは、上半身裸で黒っぽい髪の男性だった。この映像がおそらく1秒ほど続いた後、被害者の映像に切り替わった」とバロン氏。被害者の女性からはかねて、「この人物から長い間迷惑行為を受けている」ことを伝えられていたという。 公判では警察がバロン氏のメールに返信したことも明らかになった。ただその返信メールや7月1日に送った追加の連絡に対する相手側からの返答はなかったという。 当該の裁判は継続中。CNNはホワイトハウスにコメントを求めている。