中国GDP、23年は17.73兆ドルに上方修正 24年への影響軽微
12月26日、中国国家統計局の康義局長は北京で会見し、2023年の国内総生産(GDP)が2.7%上方修正され129兆4000億元(17兆7300億ドル)になったと述べた。写真はドローンで撮影された江蘇省・連雲港港。中国の国営英字紙チャイナ・デイリー提供(2024年 ロイター)
[北京 26日 ロイター] - 中国国家統計局の康義局長は26日、北京で会見し、2023年の国内総生産(GDP)が2.7%上方修正され129兆4000億元(17兆7300億ドル)になったと述べた。
第5回「全国経済センサス」の結果を公表した。数日中にさらなる詳細をウェブサイトに掲載する。
康義局長は「(中国経済は)過去5年間、国内外のさまざまなリスクの試練に耐え、総じて安定した傾向を維持しながら発展してきた」と指摘。今回の調査が実施された5年間には、経済に大きな影響を及ぼした新型コロナウイルスの流行などがあったと述べた。
同局長は、前回の全国経済センサス以降、国際環境に「深刻かつ複雑な変化」があったとの認識も示した。
国家統計局の藺濤副局長は、23年のGDP修正が24年のGDP成長率に大きな影響を及ぼすことはないと述べた。
今回の調査によると、第3次産業の23年末時点の就業者数は18年末との比較で25.6%増えたが、第2次産業の就業者数は4.8%減少した。
不動産開発業の就業者は23年末時点で271万人と、18年末との比較で27%減少した。
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