11万円投じたiPad派の私が、E-inkタブレットに心変わりしたわけ
正直に言うと、かつての私はiPadを「Apple製品の中で最も中途半端なデバイス」だと思っていました。ところが、周りの学生たちがスマートにノートを取る姿を見て、ついにその魅力に気づいてしまったのです。
気づけば、iPad AirにApple Pencil、さらにはLogitechのキーボードといったアクセサリーに、700ドル以上(11万円)を注ぎ込んでいました。
しかし、実際に使い込んでみた結果、ある結論に達しました。
長年忘れていた読書習慣を取り戻せただけでなく、「読書やノート取りに特化したE-ink(電子ペーパー)タブレットこそが、iPadよりも優れている」と確信したのです。
なぜそう言えるのか、4つの理由にまとめてみました。
iPadとE-inkデバイスの最大の違いは、画面の仕組みそのものにあります。
iPadがLEDやOLEDで自ら光を放つのに対し、E-inkは本物の紙と同じように、周囲の光を反射して文字を見せる仕組みです。
スマホやパソコンを数時間見続けて、目が焼けるような感覚に陥ったことはないでしょうか。E-inkなら、あの不快感とは無縁です。
- 睡眠への影響が少ない: 光を直視しないため、体内時計(サーカディアンリズム)が乱れません。
- ブルーライトを回避: iPadは深夜でも脳に「今は昼間だ」と錯覚させますが、E-inkは眠りを妨げることなく読書を楽しめます。
私は職業柄、1日の半分をパソコンの前で過ごし、大学の講義でもコーディングやノート取りに追われています。その時間の一部をE-inkに置き換えるだけで、疲労感に劇的な差が出ました。
理由2:「多機能」という名の誘惑をハードウェアが遮断してくれる
もともとiPadを買ったのは、ノートを取って課題をこなし、試験に備えるためでした。
しかし、現実はどうでしょう。
最新のドラマを観たり、Macのサブモニターにしたり、SNSで見かけたゲームをはじめたり、はたまた仕事のミーティングに参加したり。
集中するために買ったはずのデバイスが、実は「最強の集中力泥棒」になっていたのです。
一方のE-inkタブレットも、SNSやYouTubeをダウンロードすること自体は可能です。しかし、画面の書き換え速度が遅いため、動画やタイムラインのスクロールは苦痛そのもの。
その不便さから、自然と目の前の作業に戻ることができます。
理由3:太陽の下でも快適。屋外が最高のオフィスに変わる
私は気分転換に作業場所を変えるのが好きです。自室、ベランダ、あるいは近くのカフェのテラス席。
ここでiPadの弱点が露呈します。日光の下では自分の顔が鏡のように映り込み、輝度を最大にしても画面がほとんど見えません。
E-inkタブレットなら、そんな心配は一切不要です。直射日光の下でも、文字がくっきりと鮮やかに見えますし、明るい場所であればあるほど、まるで本物の紙のように読みやすくなります。
理由4:充電器を持ち歩くストレスからの解放
毎晩いくつものデバイスを充電しなければならない生活の中で、ついうっかり忘れてしまうことは誰にでもあります。私も、大学に着いてからiPadの電池が切れていることに気づいた経験は数え切れません。
- iPadの場合: ノート取りやブラウジングに使うと、毎日(時には1日2回)の充電が必須。
- E-inkの場合: 驚くほど省電力。1回の充電で数日間、使い方によっては数週間も持ちます。
これだけ電池が持てば、「出先で使えないかもしれない」という不安から完全に解放されます。
Original Article: 4 reasons why a dedicated e-ink tablet is better than any iPad by MakeUseOf