『ガンダム』“裸体”がアニメ誌に掲載され…ヒロインが披露した伝説のサービスシーン
今や世界的な人気を誇る「ガンダム」シリーズから、親と観たら気まずいサービスシーンを紹介します。
「ガンダム」シリーズは現在、幅広い年齢層から支持される一大コンテンツとなっています。重厚なストーリーや個性的なキャラクター、精密なメカニックデザインなどが魅力ですが、シリーズ全体を通してさりげなく盛り込まれた「お色気シーン」も印象に残る要素のひとつかもしれません。
これが大人ならいざ知らず、なかには子供だったら思わずドキッとしてしまう煽情的な場面が登場する作品もありました。ここではそんな、親と一緒に観たら気まずい「ガンダム」シリーズのサービスシーンを振り返ります。
●お色気の歴史は「ファーストガンダム」から
まずは第1作『機動戦士ガンダム』から。TVシリーズ第17話「アムロ脱走」ではミライ・ヤシマ、第22話「マ・クベ包囲網を破れ!」でフラウ・ボゥのヌードシーンが登場しました。
しかし、何といってもファンが歓喜したのが劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』のセイラ・マスです。
TVシリーズ第37話「テキサスの攻防」でもセイラがお風呂からあがるシーンがあり、挿入される箇所は異なるものの、これを新規作画に置き換えた場面となります。TVとは異なる丁寧な作画に加え、セイラのバストやヒップが一瞬見えるサプライズもあり、ハイターゲットに向けた作品であることが明確に打ち出されています。
ちなみに公開当時、このシーンになると、カメラのシャッター音が劇場のそこかしこから聞こえてきた、といった逸話も残されています。
●いまでは考えられない、実質11歳のヌードシーン?
続いては『機動戦士ガンダムZZ』から強化人間のプルツーです。
先行して登場していたエルピー・プルと同じ容姿を持つクローン体で、髪の毛が少し長いのと、目元が鋭く性格がキツいなどの相違点もあり、愛らしさを振りまくプルとは、対照的なキャラクターとして登場しました。
劇中では、彼女の初登場回となる第36話「重力下のプルツー」が注目です。コールドスリープ状態だったカプセルから蘇生する場面は、完全な裸体で描かれており、上半身を起こしてネオ・ジオンの士官、グレミー・トトと会話する場面では、バストや乳首まで露わになるほか、カプセルから立ち上がる際のバックショットでは、お尻も映り込んでいます。
なお、厳密な年齢は設定されていませんが、プルが10~11歳とされていることから、恐らくは同年齢であり、幼児体型も相まっていまなら完全にアウトでしょう。
当時、アニメ誌「月刊ニュータイプ」にも描き下ろしセル画のプルツーの裸体が掲載されるほどの人気ぶりで、2025年2月はさすがにノーマルスーツ姿ではあるものの「Figure-rise Standard」でプラモ化されるなど、現在でも高い人気があることがうかがえます。
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最後に取り上げるのが、『機動戦士ガンダムSEED』のひとり、フレイ・アルスターです。
TVシリーズのPHASE-13「宇宙に降る星」では、主人公キラ・ヤマトとのキスシーンが描かれ、いっきに距離が縮まりました。そしてPHASE-15「それぞれの孤独」では傷心のキラを慰めるべく、フレイはキラに自身の唇を再び重ねますが、驚くのはその後です。
時間軸はそのままPHASE-16「燃える砂塵」に続き、出撃命令が鳴り響き、キラはベッドから飛び起き、上着を着て部屋から出て行きますが、ベッドにはなんとシーツに包まったフレイの姿が……。つまり明らかに「事後」だと分かるシーンになっていたのです。これに関しては、放送当時、BPO(放送倫理・番組向上機構)で問題視されるなど、いまでいう炎上案件に近い現象が起こりました。なお、ふたりとも15歳です。
しかも、この描写はそれだけでは終わりませんでした。本作のオンエア当時は4:3のアナログ放送の時代でしたが、放送終了後に新作カットを追加し、画面サイズを16:9にした「スペシャルエディション3部作」が製作されました。
その第1作「虚空の戦場」はPHASE-13~16と同様、キラとフレイの関係性が描かれているのですが、今回はキラの戦闘シーンとカットバックする形で、キラがフレイに覆いかぶさるカットなどがインサートされ、「行為中」であることも描かれました。
さらTVシリーズのHDリマスター版が製作された際にはこの一連がフレイの回想として組みこまれたほか、本放送版と同じカットでもフレイのバストを強調した新作カットに差し替えられるなど、より生々しい雰囲気にアップデートされています。なお、現在ではこのHDリマスター版が主流となり、各種動画配信サイトなどで観ることができます。
(田中一)