香港、米国向け郵便サービスを停止 関税受け

 4月16日、香港の郵便当局である香港郵政は、米国の関税を理由に、同国への海上貨物郵便サービスを停止したと発表した。写真は郵便配達用の自転車。香港で9日撮影(2025年 ロイター/Lam Yik)

[香港 16日 ロイター] - 香港の郵便当局である香港郵政は16日、米国の関税を理由に、同国への海上貨物郵便サービスを停止したと発表した。27日からは物品を含む航空郵便サービスも停止する。

香港郵政は声明で、香港の人々が米国に物品を送る場合、「米国の理不尽ないじめ行為により、法外かつ不当な料金を支払う覚悟が必要だ」と述べた。

書類のみの郵便物は影響を受けない。

米政府の通知によると、香港には中国と同じ関税率が適用されている。

香港郵政は郵便サービス停止について、米政府が小口輸入品に対する関税免除措置(デミニミス・ルール)を廃止したことや、物品を含む香港からの郵便物の関税が5月2日から引き上げられることを受けた対応としている。

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