「年頃の娘と父親が一緒に風呂に...」義実家で目にした異様な「家族風呂」の光景。凍りついたGWの帰省【専門家解説】(FORZA STYLE)

近年、家族間の入浴習慣をめぐる価値観の違いが社会問題として浮上している。2024年に内閣府が実施した「家庭生活に関する調査」では、「小学生以上の女児を父親や祖父と男性浴場に入れること」について、78.3%の親世代が“好ましくない”または“避けるべき”と回答している。 背景には、子どものプライバシー意識や性教育への関心の高まりがある。 しかし、地域や世代によってその認識は大きく異なり、同じ行為でも「ごく自然」と捉える人もいれば、「違和感を覚える」と感じる人もいるのが現状だ。 だが、こうした時代の変化に無頓着な家庭も、いまだに存在する。 櫻井美恵さん(仮名・40歳)は、5歳の娘を育てながら働くワーキングマザーだ。最近、離婚し、今はシングルマザーとして日々を送っている。 離婚の理由はいくつかあるが、最も決定的だったのは“義実家の異様な風呂文化”だったと語る。 美恵さんの義兄の家には中学生と高校生の娘がいる。そして、今でも父親と一緒に風呂に入っているそうだ。今年のゴールデンウィークに義実家へ帰省したとき、美恵さんは背筋が凍る体験をした。

義姉たちも昔、思春期を迎えても父親(美恵さんの義父)と入浴していたという話を聞き、言葉を失ったという。 この家庭で育った人と結婚していると思うと、本当におぞましいと感じた美恵さん。もしそれが“普通”だとしたら、娘と夫が一緒に入る日が来るかもしれない――そんな想像だけで、気が狂いそうだと。 さらなるショックは、義姉が悪びれもせず、美恵さんの5歳の娘を「うちのパパと一緒に男湯に入れておくよ」と言ってきたことだった。 義姉たちはかつて、小学校中学年になっても男湯に入っていたという。美恵さんは「時代が違うとはいえ、信じられなかった」と語る。 小学校入る前の子なら、理解はできるかもしれないが、小学生の女児がを男湯に入ることはいかがなものか。美恵さんには、半ば犯罪行為にしか思えなかったそうだ。 違和感をそれとなく義姉に伝えたとき、返ってきた言葉はさらに衝撃的だった。 「“初めはちょっとキモって思ったけど、慣れたよ”とか、“むしろそういう目で見てる美恵さんの方が変じゃない?”って……もう呆れて何も言えませんでした」 義兄も“俺も母親と入ってたよ”と何の抵抗もなく言い、家族全体がこの価値観を当然としていた。 その後も、義兄が2人の娘と“順番に入浴している”ことや、“成長について触れ合いながら語る”という話まで耳に入った。 美恵さんにはもう耐えられなかった。もし彼女がが何か言えば、姪っ子たちが傷ついてしまうかもしれないので何も言えなかったそうだ。でも今でも、あのとき“やめたほうがいい”って言うべきだったと美恵さんは後悔していた。 「年頃の娘が、父親と一緒に入風呂に入るなんて...何が起きてもおかしくないという危機感があります。夫には申し訳ないけれど、義実家の“普通”を信じられない。娘の安全を守るには、それしかありませんでした」 【関連記事】「は?あなたの考えがおかしいわよ!」義兄と「年ごろ」の娘たちの「入浴」問題。黙認できる人はいるのか?、では、つぐみさんが義実家で見聞きした“異様な風呂習慣”の実態を詳報する。 取材・文/伊東克美 写真/Getty Images  出典/内閣府「家庭生活に関する調査(2024年)」    

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