ロバーツ監督…独占インタビュー<2>大谷に由伸に朗希 3人がWBCに出場してほしくない理由

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が29日までにスポーツ報知の独占インタビューに応じ、気になる質問に「〇」「×」で答えた。大谷翔平投手(31)のWBC出場、山本由伸投手(27)の開幕投手の可能性、佐々木朗希投手(24)の起用法、来季のサイ・ヤング賞争いなどについて語り尽くした。(取材・構成=柳田寧子、安藤宏太、村山みち)

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 ―山本もサイ・ヤング賞の有力候補か?「〇」

 ロバーツ監督(以下ロ)「ワクワクするだろうな。(大谷と)どちらか一方を応援せず、両者を応援するだろう。私には投票権はないので、両者が候補に入ることを望むよ。2人がサイ・ヤング賞を争えば、それだけドジャースが非常にいいシーズンを送っていると言うことになるしね」

 ―WBCの影響でキャンプがさみしくなる?「〇」

 ロ「かなりの選手が出る可能性があるからね。ベッツ(米国)、フリーマン(カナダ)、スミス(米国)、T・ヘルナンデス(ドミニカ共和国)、日本人選手3人、金慧成(韓国)も出るかもしれないしね」

 ―正直、ドジャースの日本人選手3人にはWBCには出場してほしくない?「〇」

 ロ「理由があるんだ。翔平は右肘の手術から戻ってきたばかり。(WBCで)投げれば大きな負担になる。山本は今季多くのイニングを投げたので、WBCに出場するために通常よりも調整を早めると、負担が大きくなる。朗希は1年を通して右肩の問題を抱えていた。その状態で早い段階で投げるのも負担が大きい。これは私の正直な答えだ。ただ、決断を下すのは彼ら。それを受けて話し合いをすることになるだろう。ただし、朗希に限ってはけがからの復帰途中なので、(WBC出場を)抑止できるかもしれない。翔平(の起用法)と山本(の出場の可否)はそうはできない。我々の理想としては、選手たちにゆっくりスタートしてもらいたい。我々のオフシーズンは短い。それにWBCもあればさらに短くなってしまう」

 ―来季の開幕投手は山本ですでに決まっている?「〇」

 ロ「うーーーーん…。今の時点ではそうだと言える。今こうして私がここにいる段階ではそうなることが見える。彼はその権利を勝ち取ったと思う」

 ―今季フル回転だった山本に少し不安もあるか?「〇」

 ロ「昨季もワールドシリーズまで投げて、今季は東京で開幕投手を務め、ワールドシリーズまで投げた。メジャーで1年間投げたのは今季が初めて。そして来年WBCに出場する可能性もある。彼は自分の体のケアを非常に丁寧にしているが、我々も柔軟に対応しなければいけないと思っている。体が大きい方でもないしね」

 ◆サイ・ヤング賞 史上最多の通算511勝を挙げたサイ・ヤングをたたえて1956年に創設され、その年最も優れた投手に贈られる。全米野球記者協会の記者投票で両リーグから1人ずつ選出。NPBの沢村賞とは違い、評価基準の項目は定義されていない。近年は勝利数以上に投球内容を重視。13年にはダルビッシュ有(レンジャーズ)が2位、20年にはナ・リーグでダルビッシュ(カブス)、ア・リーグで前田健太(ツインズ)が2位となったが、日本人投手の受賞はない。今季は山本由伸(ドジャース)が3位。過去、MVPとのダブル受賞は11人で、14年のカーショー(同)が最後。ド軍ではほかに56年のニューカム、63年のコーファックスがいる。

【動画】大谷に由伸に朗希 3人がWBCに出場してほしくない理由

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