フランス、ビーチ・公園などを7月から禁煙に 子どもを保護

フランスは、7月からビーチや公園、学校の外などでの喫煙を禁止する。カンヌのビーチ、5月撮影(2025年 ロイター/Stephane Mahe/File Photo)

[パリ 30日 ロイター] - フランスは、7月からビーチや公園、学校の外などでの喫煙を禁止する。子どもを守るためで、カフェの屋外テラスは除外、電子タバコには適用されない。

ボトラン保健・家族相は29日の国内紙インタビューで「子どもがいる場所では、たばこはなくなる必要がある」と指摘。「7月1日からフランス全土のビーチ、公園、学校付近、バス停、スポーツ施設は禁煙となる」と述べた。

同相によると、国内では毎日約200人が喫煙により命を落としている。公的機関が今月発表した報告書では、フランスの喫煙率は歴史的な低水準で、18ー75歳で25%弱が毎日喫煙しており、これは1990年代後半に記録を取り始めて以降で最低となっている。

英国は昨年、同様の禁煙を発表。スペインの一部の地域ではビーチでの喫煙が禁止されており、スウェーデンでは2019年から屋外レストランのテラス席、バス停、鉄道駅のホーム、校庭での喫煙が禁止されている。

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