株式選択ヘッジファンド、20年以来の平均リターン=ゴールドマン
2024年に世界のファンダメンタル・ロング/ショート株式ファンドの加重平均リターン合計は12.75%と、2020年以来で最高となった。2024年9月撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)
[ロンドン 3日 ロイター] - 2024年に世界のファンダメンタル・ロング/ショート株式ファンドの加重平均リターン合計は12.75%と、2020年以来で最高となった。米ゴールドマン・サックスの2日付けの顧客向けリポートをロイターが3日、確認した。20年の加重平均は22.53%だった。
ただ、1998年以来の好調さを見せて24年に20%以上上昇したS&P総合500種(.SPX), opens new tabなどの株価指数の伸び率には届かなかった。
ファンダメンタル株式ヘッジファンドは、銘柄によって上下することを踏まえて、ロングとショートの両方のポジションをとる。リポートによると、ヘッジファンドのショートは24年7月以降、平均して低下傾向にあった。
アルゴリズムを利用したシステマティック・ファンドのリターンは年間約20%と、22年以来のリターンとなった。
ヘッジファンド調査会社ピボタルパスのジョン・カプリス最高経営責任者(CEO)は「株式ヘッジファンドが分散投資を有効活用し、24年は株式選択の年だったと総括することができるだろう」とコメントした。
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