母親「やり直しが必要かも」...「予想外の姿」で生まれてきた男の子のSNS動画が話題に「一体なにが起きた?」(ニューズウィーク日本版)
初めて子供を出産した母親が、自身の息子の「予想外」の特徴をSNSでシェアし、注目を集めている。 【動画】母親「やり直しが必要かも」...「予想外の姿」で生まれてきた男の子のSNS動画が話題に「一体なにが起きた?」 パトリシア・ベヴはTikTokアカウント「@kissedbyfire」に息子ケイデンの動画を投稿。自身の髪とはまったく異なる赤毛の息子を抱き、「正直、何が起きたのか分からないけれど、やり直しが必要かも」と口パクで演じている。 33歳のパトリシアと、36歳の夫テリーは異人種カップルだが、どちらにも赤毛の特徴はない。カリフォルニア州在住の彼女は投稿に「やり直しなんて必要ないけど、ちょっと説明は必要ね」とキャプションを添えた。 「息子の髪が赤いと気づいたときには本当に驚いた。出産直後にそれを指摘した看護師たちと同じくらいにね」とパトリシアは本誌に語る。「私たち夫婦はどちらも赤毛じゃないから、まさに寝耳に水だった」 もっとも、パトリシアは遺伝のことを気にしていたわけではなかった。ただ、健康な赤ちゃんが生まれたことに感謝していたという。「彼のすべてが本当に美しくて」と彼女は付け加えた。 ケイデンの赤毛は、それ以来どこへ行っても話題になる。街中では見知らぬ人が声をかけてきたり、オンライン上ではコメント欄が好奇心や称賛、さまざまな憶測であふれている。
「TikTokを始めた当初、まさか彼がこれほど注目を集めるとは思ってもみなかった。フォロワーが増えていくなかで、『なんて美しい赤毛なんだ』というコメントが殺到し、彼が本当に特別な存在なんだと実感するようになった」 パトリシアのTikTok動画は140万回以上再生され、大きな反響を呼んでいる。コメント欄には数多くの疑問や関心の声が寄せられた。その中で多くのユーザーが言及していたのが、いわゆる「イヴ遺伝子(Eve gene)」という言葉だ。 これは、赤毛のような潜性の形質が思いがけず現れる現象をネット上で説明する際によく使われる表現だ。 科学的には、赤毛はMC1R遺伝子の変異と深く関係している。この遺伝子の潜性のコピーを両親がともに持っていれば、たとえ本人たちに赤毛の特徴がなくても、子供にそれが現れる可能性がある。 MC1Rの変異はさまざまな人種や地域に広く存在しており、何世代にもわたって隠れたまま受け継がれることがあるため、赤毛の子供が生まれると予想外に感じられるのだ。 「遺伝ってすごい」と、あるユーザーはコメントしている。 「顔立ちも目元もそっくり。ただカラーパレットが違うだけ」とコメントするユーザーもいれば、「アイルランド系のルーツがあるのかも」と推測する声もあった。
パトリシア自身は、「イヴ遺伝子」という言葉をケイデンが生まれるまでまったく知らなかったという。 「聞いたことすらなかった。でも、ケイデンが生まれてからというもの、どこでもこの話が出るようになった。街を歩いていてもたびたび声をかけられるし、TikTokのコメント欄でも定番の話題になってる」
ダニエラ・グレイ