米CDC、数週間以内に新型コロナとRSウイルス感染拡大を予想

 11月20日、米疾病対策センター(CDC)は、新型コロナウイルスと呼吸器合胞体ウイルス(RSウイルス)の国内感染が今後数週間で拡大するとの見通しを示した。ジョージア州アトランタで2014年撮影(2024年 ロイター/Tami Chappell)

[20日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は20日、新型コロナウイルスと呼吸器合胞体ウイルス(RSウイルス)の国内感染が今後数週間で拡大するとの見通しを示した。

年末の休暇シーズン中は、大勢の人々が集まり、旅行し、室内で過ごす時間が長くなるため、ウイルスが広がりやすくなる。

CDCは、インフルエンザと新型コロナウイルスによる入院患者が今後数週間のうちに増加し始めると予測している。また米南部および東部では特に幼児のRSウイルス感染が増えている。

米食品医薬品局(FDA)は8月、米ファイザー(PFE.N), opens new tab・独ビオンテック(22UAy.DE), opens new tabと、米モデルナ(MRNA.O), opens new tabがそれぞれ開発した改良型の新型コロナワクチンの使用を承認。米ノババックス(NVAX.O), opens new tabのタンパク質をベースにした従来型のワクチンの緊急使用も認めている。
現時点で、FDAは英グラクソ・スミスクライン(GSK)(GSK.L), opens new tab、モデルナ、ファイザーがそれぞれ開発した3種のRSウイルスワクチンを承認している。

CDCのデータによると、10月5日時点で18歳以上の成人の11.2%が新型コロナワクチンを、75歳以上の36.9%がRSウイルスワクチンをそれぞれ接種している。

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