樋口久子、岡本綾子、福嶋晃子に続く“4日間完全V” 山下美夢有が刻んだ日本勢米ツアー70勝目
◇米国女子◇CPKC女子オープン 最終日(23日)◇ロイヤルメイフェアGC(カナダ)◇6452yd(パー70)
単独首位スタートの山下美夢有が逃げ切りでツアー通算4勝目を飾った。初日に米ツアー自己ベスト「62」で飛び出し、2日目からも「64」「65」と攻め手を緩めず54ホールのツアー最少ストロークに並ぶ「191」をマーク。後続に6打差をつけて出た最終日も6バーディ、2ボギーの「66」で通算23アンダーとして、単独2位の吉田優利を9打差でぶっちぎった。
ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ3週前の「AIG女子オープン(全英女子)」で涙の予選落ちを喫して以来の復帰戦。圧倒的な強さを示してつかんだタイトルは日本勢の米ツアー通算70勝の節目で、記録的価値も高い。
通算4勝は岡本綾子(17勝)、宮里藍(9勝)、畑岡奈紗(7勝)に次ぎ、日本勢4番手で小林浩美と並んだ。ツアー42試合目での4勝到達は日本人最速。6月「マイヤーLPGAクラシック」に続くシーズン2勝目となり、ルーキーだった昨季に続く複数回優勝を達成した。2シーズン連続の複数回Vは1986年から88年にかけて記録した岡本以来、日本勢2人目だ。
米ツアーでは自身初の完全優勝。ツアーによると、4日間大会に限れば1976年「コルゲート欧州女子オープン」の樋口久子、83年「ロチェスター・インターナショナル」84年「全英女子オープン」87年「京セラ 稲盛ゴルフクラシック」の岡本、99年「フィリップス・インビテーショナル」の福嶋晃子に続く日本勢4人目でもある。
ウェールズ、マレーシア、米国、カナダと米ツアー競技4カ国・地域での勝利も実はレアケースだったりする。米国、シンガポール、台湾、オーストラリア、韓国と通算5勝を全て異なる国・地域で挙げたジャン・ハナ(韓国)に次ぐ記録となった。
<日本勢の米ツアー完全優勝> 1974/LPGAジャパンクラシック/樋口久子 1976/コルゲート欧州女子オープン/樋口久子☆
1983/ロチェスター・インターナショナル/岡本綾子☆
1984/全英女子オープン/岡本綾子☆ 1987/京セラ 稲盛ゴルフクラシック/岡本綾子☆ 1992/マクドナルド選手権/岡本綾子1999/フィリップス・インビテーショナル/福嶋晃子☆
2010/セーフウェイクラシック/宮里藍 2012/セーフウェイクラシック/宮里美香 2019/TOTOジャパンクラシック/鈴木愛 2021/マラソンクラシック/畑岡奈紗※悪天候で54ホール短縮 2026/CPKC女子オープン/山下美夢有☆☆は4日間大会、ロチェスター・インターナショナルはプレーオフ決着