スタッド・ランスがリヨンに大敗でリーグアン10試合未勝利に…負傷報道の中村敬斗はメンバー外

[2.9 リーグアン第21節 リヨン 4-0 スタッド・ランス]

　スタッド・ランスは9日、敵地でリーグアン第21節・リヨン戦を行って0-4で敗れた。この敗戦でリーグ戦10試合未勝利となった。FW伊東純也は右ウイングで後半43分までプレーし、DF関根大輝は伊東との交代で右サイドバックとして途中出場。FW中村敬斗は現地メディア『ユニオン』からふくらはぎに問題を抱えていることが報じられており、メンバー外だった。

　11月10日のル・アーブル戦(○3-0)を最後にリーグ戦の勝利がないスタッド・ランスは、5部相手にPK戦で勝利したクープ・ドゥ・フランス(延長戦は未実施)から中2日での一戦。ホームのリヨンにボールを握られる中、速攻で得点機会を伺う展開となった。ただ目立ったチャンスシーンはなく、試合が進んでいった。

　試合が動いたのは前半36分だった。リヨンのクロスボールのこぼれを伊東が拾うも、MFタナー・テスマンとMFエルネスト・ヌアマに挟まれてロスト。その流れからMFコランタン・トリッソが上げたクロスにDFニコラス・タグリアフィコが走り込んで合わせ、リヨンに先制点が生まれた。

　追いかけるスタッド・ランスは後半2分、FWママドゥ・ディアコンがカットインから右足を振るも、ゴール右隅を突いたボールはGKルーカス・ペリの好セーブに阻まれた。これで得たCKを伊東が蹴ると中央でMFジョン・パトリックがヘディング。ただシュートに勢いはなく、GKにキャッチされた。

　その後もシュートシーンを作っていたが、後半23分に一瞬の隙をつかれた。リヨンにゴールからやや距離のあるところでのFKを与えると、MFライアン・シェルキがふわりとペナルティエリア内に上げたボールをトリッソにフリーで合わせられ、2失点目を喫した。

　リヨンは後半34分にシェルキにもゴールが生まれると、スタッド・ランスは同42分にMFザビが一発退場となるアクシデントも発生。同アディショナルタイムには関根が2人のマークをつく形となる中、右からのクロスを後方でFWジョージズ・ミカウタゼに押し込まれ、4点差がついた。

　スタッド・ランスはサンバ・ディアワラ暫定監督のリーグ戦初陣を0-4で落とし、2部との入れ替え戦圏まで4ポイント差の14位に位置している。

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