「ロープがついていない!」 ロープなしでバンジージャンプをさせられた女性が40メートル下に落下して死亡、その様子を映した動画にネット民戦慄
ブラジル警察は、6月13日にバンジージャンプ体験中の21歳女性が安全ロープを装着しないまま飛び降りさせられ、約40メートル下に転落して死亡した事故をめぐり、男性3人を殺人罪で訴追した。 【動画】「ロープがついていない!」 ロープなしでバンジージャンプをさせられた女性が40m下に落下して死亡、その様子を映した動画 サンパウロ州公安局は本誌に対し、女性が現場で死亡した後、リメイラで6人が事情聴取のため連行されたことを確認した。 死亡事故は、サンパウロ州南東部にあるポンテ・ド・エスケレト、通称スケルトン橋で起きた。 逮捕された男性3人は「6月13日、(サンパウロ州)リメイラ市のスケルトン橋と呼ばれる場所でのアクティビティ中に21歳の女性が死亡したことについて、未必の故意による殺人の容疑で逮捕された」という。 事故の様子はSNSで拡散された。動画には、台の上にいた3人が女性を空中に持ち上げる様子が映っている。この動画は数百万回再生されている。 その場にいた人々は、主要な安全ロープが女性のハーネスに固定されていなかったと述べ、男性らに警告しようとしていた。女性が台から放たれると、群衆からは「おい!ロープ(がついてない)!」と叫ぶ声が聞こえた。 現地紙『オ・グロボ』は目撃者の証言として、ジャンプを手配した会社の従業員がロープの取り付けを忘れており、装備品が台の床にまだ置かれているのが見えたと報じた。
バンジージャンプの前、被害者は現場で撮影した写真をSNSに投稿していた。その中には「私に橋から飛び降りるのを許した無謀な人は誰?」と冗談めかしたキャプションが添えられた投稿もあった。 現地メディアによると、被害者は大サンパウロ圏に住んでいた。つい最近、体育とスポーツマネジメントの課程を修了し、事故当時はジムで働いていたという。 消防当局と移動救急医療サービスのチームが現場に出動し、そこで女性の死亡が確認された。 地元報道によると、男性2人はいったん現場から近くの森へ逃げたが、その後、警察のヘリコプターによって発見された。 ブラジル法では、未必の故意による殺人は、訴追された人物が直接的に誰かを殺害する意図を持っていなくても、自らの行為の結果として死亡が起こる可能性がある危険を認識しながら引き受けた場合に成立する。 同紙によると、事故当時、現場には約100人の参加者が集まっていた。しかし、バンジージャンプの運営側はスケルトン橋でバンジージャンプを行うための許可を一切得ていなかったという。 訴追された者らの弁護人は『オ・グロボ』に対し、バンジージャンプは規制されていないが禁止されてもいないと述べ、同様のイベントは以前にもこの場所で行われていたと指摘。この出来事を「悲しい不慮の事故」と表現しつつ、関係者らは何年も活動を続けており、事故歴はなかったとした。
ブレンダン・コール (本誌記者)