話題株ピックアップ【昼刊】:ポート、双日、ロイヤルHD

ポート <日足> 「株探」多機能チャートより
■ポート <7047>  2,456円  +198 円 (+8.8%)  11:30現在  ポート<7047>は堅調推移。同社は16日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。あわせて通期の業績予想を修正し、売上高の見通しを従来の280億円から290億円(前期比32.0%増)、最終利益の予想を22億7000万円から26億7000万円(同41.4%増)に引き上げた。株価は直近で戻り歩調にあったことから寄り付き直後は利益確定売りが出たものの、これをこなす形でプラス圏に持ち直した。エネルギー領域、人材領域ともに事業は順調に推移し、今期赤字想定としていた系統用蓄電所事業も黒字転換の見通しとなる。HRteamを連結子会社化したことによる影響も踏まえて、業績予想を見直した。4~12月期の売上高は201億9100万円(前年同期比33.2%増)、最終利益は21億6300万円(同63.8%増)だった。

■双日 <2768>  6,677円  +349 円 (+5.5%)  11:30現在

 双日<2768>が3日ぶりに急反発し、上場来高値を更新した。日本経済新聞電子版が16日夜、「双日は2027年半ばに希少性の高い中重希土類でオーストラリア産の輸入を現状の2品目から最大6品目に増やす」と報じた。投資家から注目を集めるテーマであるレアアース関連での事業を巡る報道が株価の刺激材料となったようだ。記事によると、双日は4月に豪州産のサマリウムの輸入を始める。出資先で豪レアアース最大手のライナスが豪州西部で採掘し、マレーシアの分離精製施設で近く生産を始めるものを調達するという。マレーシアの精製施設ではガドリニウムの生産も新たに始まる予定だとしている。

■ロイヤルHD <8179>  1,492円  +62 円 (+4.3%)  11:30現在

 ロイヤルホールディングス<8179>が続急伸。2018年9月以来、7年5カ月ぶりの高値圏で推移している。同社は16日の取引終了後、25年12月期の連結決算とともに26年12月期の業績予想を開示。今期の売上高は前期比5.6%増の1748億円、営業利益は同16.4%増の89億5000万円を見込む。売上高と営業利益、経常利益は前期に続き過去最高を更新する見通しで、評価されたようだ。外食事業では国内において高付加価値戦略を推進し原材料高に対応する。ベトナムでの直営店舗展開を通じて海外の収益改善を計画する。ホテル事業も増収増益を予想する。25年12月期の売上高は1654億9500万円(前の期比8.8%増)、営業利益は76億8500万円(同4.3%増)だった。同社は前期の配当に関しては株式分割後ベースで1円50銭増額したうえで、今期の年間配当予想は前期と横ばいの17円50銭とした。

■プロシップ <3763>  1,405円  +50 円 (+3.7%)  11:30現在

 プロシップ<3763>が底堅い。光通信<9435>傘下の光通信と共同保有者によるプロシップの株式保有比率が12.74%から13.75%に上昇したことが16日の取引終了後に明らかになった。同社は会計パッケージシステムを開発・販売し、直近ではSaaS関連株に対する売り圧力が波及する形で下値を模索していた。25日移動平均線との下方カイ離率が15%を一時上回るなど、売られ過ぎのゾーンにあるなか、光通信側の買い増し判明に伴う思惑に加えて自律反発狙いの動きがあり、安寄り後にプラス圏に浮上した。関東財務局に提出された変更報告書によると、報告義務発生日は2月16日。保有目的は「純投資」としている。

■メタプラネット <3350>  338円  +12 円 (+3.7%)  11:30現在

 メタプラネット<3350>は高い。16日取引終了後、26年12月期連結業績予想について売上高を160億円(前期比79.7%増)、営業利益を114億円(同81.3%増)と発表した。ビットコイン関連のオプション取引を中心とするビットコイン・インカム事業で安定的なオプション収入の創出を見込む。配当予想は無配継続とした。売上高、営業利益とも連続で過去最高を更新する見通しを示しており、これが好感されている。同時に発表した25年12月期決算は、売上高が89億500万円(前の期比8.4倍)、営業利益が62億8700万円(同18倍)と急拡大した。第4四半期から開始したビットコイン・インカム事業が大きく貢献した。なお、ビットコイン価格の下落に伴い、保有するビットコインの評価損を計上したため、最終損益段階では950億4600万円の赤字に転落した。

■東洋炭素 <5310>  5,320円  -520 円 (-8.9%)  11:30現在  東証プライム 下落率2位

 東洋炭素<5310>は大幅反落。16日取引終了後、25年12月期連結決算を発表した。売上高は461億8900万円(前の期比13.0%減)、営業利益は67億5900万円(同44.8%減)だった。生成AI向け最先端品など一部用途の需要は旺盛ながら、半導体市場全般では調整が継続。モビリティ分野や一般産業分野の需要も緩やかなものに留まり、こうした影響を受けた。同時に発表した26年12月期の売上高は490億円(前期比6.1%増)、営業利益は62億円(同8.3%減)と予想。売上高は持ち直す一方、利益面では為替の影響や減価償却費など固定費の増加が重しとなる見込み。配当予想は145円(前期同額)とした。前期に続き営業減益となる見通しを示しており、これを嫌気した売りが出ているようだ。あわせて配当方針を変更し、「配当性向30%以上」としていた目標を「40%以上」に見直した。更に、30年12月期を最終年度とする中期経営計画を発表。最終年度に売上高740億円、営業利益180億円を目指す。

■ペプチドリーム <4587>  1,432円  -136.5 円 (-8.7%)  11:30現在  東証プライム 下落率3位

 ペプチドリーム<4587>は大幅反落。16日取引終了後に発表した25年12月期連結決算は、売上高が185億2100万円(前の期比60.3%減)、営業損益が50億1300万円の赤字(前の期211億1300万円の黒字)だった。放射性医薬品事業が堅調だったものの、創薬開発事業が減少し全体を押し下げた。続く26年12月期の売上高は320億円(前期比72.8%増)と急回復を予想。営業損益は46億円の黒字に転換する見通しを示した。既存の共同研究開発に伴うパートナーからの研究開発支援金や前臨床試験・臨床開発マイルストーンフィーなどを見込む。配当予想は無配継続とした。決算発表を受け、きょうの同社株には目先利益確定売りが先行する流れとなっている。

■松屋フーズ <9887>  6,230円  -510 円 (-7.6%)  11:30現在  東証プライム 下落率5位

 松屋フーズホールディングス<9887>が大幅続落。16日取引終了後に公募増資の実施を発表しており、1株当たり利益の希薄化が警戒されている。140万株の公募増資と需要状況に応じて上限21万株のオーバーアロットメントによる売り出しを行う。調達金額は手取り概算約101億円で、子会社である松屋フーズの新規店舗開設にかかる設備投資資金に充てる。発行済み株式数は最大で約8%増える見込み。発行価格は、24日から27日までのいずれかの日に決定する。

■安田倉庫 <9324>  2,485円  -130 円 (-5.0%)  11:30現在

 安田倉庫<9324>は軟調推移。同社は16日の取引終了後、既存株主を売り出し人とする288万7600株の売り出しと43万3100株を上限とするオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表した。政策保有株式の縮減に対する取り組みの一環として行う。株式需給の一時的な悪化を警戒した売りが優勢となった。売出価格は2月24日~26日のいずれかの日に決定する。同時に、上限を55万株(自己株式を除く発行済み株数の1.90%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は売り出しの受渡期日の翌営業日から来年2月26日までで、株式の売り出しに伴う株式需給への影響を緩和するとともに、株主還元水準の向上及び資本効率の改善を図り、また経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的という。同社株はPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回っており、安寄り後は押し目買いが入りプラスに転じる場面もあった。

■KeePer技研 <6036>  3,405円  -25 円 (-0.7%)  11:30現在

 KeePer技研<6036>は一進一退。同社は16日の取引終了後、26年6月期第2四半期累計(7~12月)の単独決算を発表。あわせて通期の業績予想を見直した。今期の営業利益予想は従来の80億円から72億8700万円(前期比2.7%増)に引き下げた。一方、売上高予想は据え置き、最終利益予想に関しては投資有価証券売却益の計上により従来の72億円から93億4000万円(同91.0%増)に引き上げた。特別利益を原資とした広告宣伝費の計上などが営業利益の下振れの要因となった。発表を受けて買い向かう姿勢は限られ、もみ合いに終始している。

■イオンファンタジー <4343>  2,724円  -7 円 (-0.3%)  11:30現在

 イオンファンタジー<4343>が軟調に推移している。16日の取引終了後、1月度の売上概況を発表した。海外子会社の既存店売上高が前年同月比5.2%減と14カ月連続で前年実績を下回っており、嫌気した売りが優勢になっている。国内事業の既存店売上高は前年同月比7.7%増と4カ月連続で前年実績を上回った。遊戯機械売り上げが同5.5%増、商品売り上げが同20.8%増となった。メダル部門で1~12日に新規・ライトユーザーへ向けてメダル貸出促進施策や来店促進施策に取り組んだほか、ヘビーユーザー向けには高価格帯向け企画(メダル福袋)を実施し、メダル利用の底上げを図ったことが奏功。また、プライズ(アミューズメント専用景品)部門では、限定景品(「ズートピア2」「アイプリ」など)と、平成レトロブームでトレンドとなっている「ぷっくりシール」をはじめとするシール関連商材が売り上げの伸長に寄与した。なお、シール関連商材は2月度も継続して投入する予定となっている。

■地盤HD <6072>  1,249円  +201 円 (+19.2%)  11:30現在

 地盤ネットホールディングス<6072>が続騰している。今月9日に元芸人で著名投資家の井村俊哉氏が代表を共同で務めるKaihou(東京都港区)が地盤HDの大株主に浮上したことが明らかになり、前日まで4営業日連続でストップ高と急騰劇を演じていた。地盤HDは16日の取引終了後、Kaihouとの間で戦略的連携の可能性についての協議を開始したと発表。これを支援材料として株価水準を一段と切り上げた。地盤HDは株主構成の変化を踏まえ、成長戦略の高度化や投資機能の活用可能性、M&A及び新規事業創出の推進体制などについて、幅広く意見交換や協議を開始したという。なお、Kaihouが関東財務局に提出した大量保有報告書の内容も16日取引終了後に明らかとなった。報告義務発生日は8日。保有目的に関しては「純投資目的以外の目的で保有する特定投資株式であり、発行会社と友好的に長期保有する方針」と記載。更に、重要提案行為等の項目では「企業価値向上を目的に、大規模な希薄化を伴う大型の資金調達や役員の選任について提案する可能性がある」と記している。

■MSOL <7033>  1,407円  +173 円 (+14.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位

 マネジメントソリューションズ<7033>が寄り付き大口の買い注文に商いが成立せず、気配値でスタートする人気となった。同社は大手企業を顧客対象にプロジェクト管理業務などを中心とするコンサルティングサービスを手掛けるが、足もとの業績は好調な推移を続けている。16日取引終了後に発表した25年12月期決算は営業利益が27億4200万円で着地。前の期が14カ月の変則決算のため比較はできないが、実質的には増収増益基調を確保。更に26年12月期については、大手顧客企業の全社的なプロジェクトマネジメントへの旺盛な需要を取り込み、売上高が前期比13%増の260億円、営業利益は同9%増の30億円を見込んでおり、売上高、利益ともに過去最高更新となる見通しだ。好業績を背景に株主還元も強化、配当性向50%を中期目標として掲げ、今期の年間配当は前期実績に18円上乗せした50円に大幅増配する計画を発表。配当利回りは前日終値換算で4%台に乗っており、これらを好感する形で投資資金が集中した。

■日本精蝋 <5010>  296円  +36 円 (+13.9%)  11:30現在

 日本精蝋<5010>が続急伸し、昨年来高値を更新した。16日の取引終了後、25年12月期の連結決算発表にあわせ、26年12月期の業績予想を公表。今期の売上高は前期比6.7%増の211億円、経常利益は同91.0%増の13億円を見込む。前期の業績は計画に対し下振れして着地となったが、業績回復見通しを示したことが株価の刺激材料となったようだ。資本性劣後ローンの当初借入額30億円のうち元本15億円相当額は前期に期限前弁済を実施した。残額について期中の早期返済を目指し、財務体質の健全化につなげる。徳山工場で老朽化設備の解体・撤去を実施し、新製品の製造設備や生産効率の向上につながる設備の導入を予定。外部機関との協業も行い、新規製品の開発も加速する。更に、今年半ばをメドに策定予定の新たな中期経営計画のなかで、株主還元の方針を示す予定だとしている。25年12月期の売上高は197億7600万円(前の期比10.3%減)、経常利益は6億8000万円(同59.5%減)となった。国内ワックス、輸出ワックスともに減収となったほか、徳山工場の旧設備の減損処理による特別損失も計上した。一方で棚卸資産の削減によるキャッシュ・フロー面でのプラス効果が出た。

■免疫生物研究所 <4570>  1,834円  +209 円 (+12.9%)  11:30現在

 免疫生物研究所<4570>に物色人気集中。製薬企業や大学、大病院向けなどに研究用試薬や診断薬を供給しており、抗体医薬分野での実績が高い。また、遺伝子組み換えカイコの研究開発では業界の先駆者的存在で、医療機器用など多方面の需要に対応している。そうしたなか、16日取引終了後、韓国で「抗HIV抗体及びその製造方法」に関する特許を取得したことを発表、これが足もとの株価を強く刺激している。株式需給面では貸し株市場を通じた空売りの買い戻しなどが観測され、株価に浮揚力を与えている。 ●ストップ高銘柄

 河西工業 <7256>  293円  +80 円 (+37.6%) ストップ高   11:30現在

 ニッコー <5343>  209円  +50 円 (+31.5%) ストップ高   11:30現在  クロスフォー <7810>  361円  +80 円 (+28.5%) ストップ高   11:30現在  イーディーピー <7794>  2,673円  +500 円 (+23.0%) ストップ高   11:30現在  ユニチカ <3103>  2,192円  +400 円 (+22.3%) ストップ高買い気配   11:30現在  など、15銘柄 ●ストップ安銘柄

 アーキテクツ <6085>  1,215円  -400 円 (-24.8%) ストップ安   11:30現在

 日本精密 <7771>  525円  -100 円 (-16.0%) ストップ安売り気配   11:30現在  以上、2銘柄 株探ニュース

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