KDDI、モバイルバッテリーを都内4直営店で無料回収 予約不要、メーカー問わず
KDDIは7月27日、家庭で使わなくなったモバイルバッテリーを東京都内4カ所の直営店で無料回収すると発表した。 期間は8月1日から10月31日まで。対象店舗は「au Style SHINJUKU」「au Style IKEBUKURO」「au Style UENO」「GINZA 456 Created by KDDI」の4店舗となる。来店予約は不要で、通信事業者やメーカーを問わず持ち込める。 回収の対象は、大きな破損がなく、膨張していないモバイルバッテリーだ。膨張したものや、加熱式たばこ、デジタルカメラ、ハンディファン、ワイヤレスイヤフォンといったモバイルバッテリー以外のリチウムイオン電池内蔵製品は受け付けない。 リチウムイオン電池をめぐっては、不適切な廃棄や老朽化した製品による発火事故が社会課題になっている。発火リスクは知っていても「どこに廃棄したらいいか分からない」という声があり、KDDIは正しい廃棄方法や回収拠点の認知が十分でないことを課題に挙げる。外気温の上昇で電池への負荷が高まる夏に実施することで、事故の未然防止につなげる狙いだ。 KDDIはこれまでも、全国のau Style/auショップなどで使用済みの携帯電話やスマートフォンを無料で回収してきた。今回はその対象をモバイルバッテリーに広げ、身近な店舗を活用した回収モデルの有効性を検証したうえで、実施地域の拡大を検討する。回収後の運搬とリサイクルはVOLTA(静岡県富士市)が担う。モバイルバッテリーにはリチウム、コバルト、ニッケルなどの重要鉱物が含まれており、回収を通じて資源の循環につなげるとしている。 同社は環境省や東京都の事業にも参画し、ローソン店舗や東京都庁舎でリチウムイオン電池内蔵製品の回収実証を行ってきた。使用済み携帯電話の回収台数は累計約3000万台にのぼり、手作業で分解・分類することで99.8%の再資源化率を達成しているという。