傘のトレンドは大きめ・耐風・軽量 激しい雨風や酷暑をしのぐ
すでに突入した梅雨への対策だけでなく、これから襲いかかる夏の豪雨や暑さ対策に向けても頼もしい機能的な傘が欲しいものです。そこで、今年も最新のトレンドや注目の商品をロフトの広報担当・栗原 未来さんに聞きました。
「ここ数年、夏は天候が急変することも多いので、厳しい暑さにも、急な雨にも対応できる機能性の高い晴雨兼用傘が求められています。引き続き軽量コンパクトはトレンドですが、今期はその軽さに大きさやタフさを加えたモデルが増えていて、強風や強い雨の時も安心して使えるものをお求めになる方も多いです。あとは、すぐに開け閉めができる自動開閉、水滴が残りにくい撥水性、たたみやすさなどの機能性を備えたモデルも売れています。長傘も耐風性や晴雨兼用などの機能を備えたものが増えています」
渋谷ロフトでは現在1階にレイングッズ特設売場を展開し、1,600種類以上の商品を取り揃えているそう。5月は前年比でメンズ用の晴雨兼用傘が140%以上、すべての晴雨兼用傘でも130%以上と、売上げは衰え知らずのようです。今期はどのような傘がおすすめ、売れ筋なのか栗原さんに案内してもらいましょう。
最初に登場したのは、軽さに大きさと丈夫さをプラスしたWpc.の「classic AIR-LIGHT LARGE FOLDING UMBRELLA」。研ぎ澄まされたデザインと機能で様々なシーンに溶け込む、洗練された大人の軽量傘です。
「直径105cmと大きいので、身体が大きい男性や、リュックを使っていて背中を守りたい人にも最適です。骨にはカーボンファイバーを採用しているので軽くて丈夫、しかもUVカット率90%以上の晴雨兼用傘と機能も充実しています。色は定番のブラックやネイビーもありますが、なかでもファッショナブルに使えるニュアンスカラーのブルーグレーが人気です。ロゴが入った太いベルトもおしゃれですね」
機能の中で求められているものの一つは耐風性。各メーカーは耐風仕様の傘を多くリリースしています。驚きの軽さで売れている「マジカルテック プロテクション」の新作もそのひとつです。
「今期、新しく発売された『タフ ダブルリブ』はカーボン骨を2重構造にし、さらに55cmタイプは骨の本数を5本から6本に増やすことで耐久性を高めました。揺らしてもパタパタと動きにくいのが特徴で、さらにこの軽さをキープしているところがとくにおすすめです」
一振りで水滴が転がり落ちるような水はけのよさで、電車やオフィスに持ち込む時も快適な「フロータス」にも耐風性を備えたモデルがあります。
「実は『フロータス』シリーズは私も愛用している晴雨兼用傘です。折りたたみ傘としては頼もしい8本骨を採用。一部の骨を2重構造にしているため耐風性にも優れていて、UVにも対応しているので1本かばんに入れておくと便利です。また、生地の上でコロコロと水滴が転がる様子がわかるぐらい撥水力があり、サッと払うだけでほとんど水が残らないのですぐにたたんでも安心。サイズも直径約110cmの大きめで、折りたたみ傘ながら肩まわりや荷物までカバーしてくれます」
撥水性の高さに定評がある「ピーチドロップ」には、自動開閉モデルもラインナップされています。水滴を弾く桃の皮(ピーチスキン)のように生地の表面が微起毛になっていて、雨が当たっても水滴を弾く超撥水素材を採用しているのが魅力の折りたたみ傘です。
「このモデルは撥水性が高いだけでなく、撥水力が長続きするのも特徴です。グラスファイバーの骨を使っているので丈夫で軽いですし、自動開閉なので簡単に開け閉めができる。撥水力の高さと自動開閉の便利さで、バスや車を乗り降りする時に雨が降っていても快適に使うことができます。ケースにはファスナーが付いているので出し入れが楽にできるのもポイントです」
より素早くたためるモデルが欲しい方には、「3秒で折りたためる」というキャッチコピーの自動開閉モデル「urawaza 無双」がおすすめです。生地には撥水性に優れたケマーズ社製テフロン加工が施されていて、耐風仕様の骨を採用するなど機能性も十分です。
「『urawaza』は形状記憶のガイドが生地の内側に施された傘で、こちらはその自動開閉モデルになります。ボタンひとつで開閉できるだけでなく、ガイドで手間なくきれいにたたむことができるので『丁寧にたたむのが面倒』という方にもおすすめです。閉じる時もボタンを押して親骨を縮めるだけ。撥水性が高く、払うだけで水滴を落とすことができるので、閉じてケースに入れるまでの動作がスムーズに行なえます」
かばんに折りたたみ傘を常備しておきたい人にとっては、軽く小さいに越したことはありません。そこで、軽さにこだわった1本をピックアップ。2025年に登場した「go-koh 超軽量タイプ」はWpc.の傘としては最軽量で、携帯していることを忘れてしまいそうな軽さを実現しています。
「持っていただくとわかりますが、85gしかないので傘とは思えないほどの軽さです。カーボンの骨を使用することで軽さを出しながらも耐風性能を備えていますし、遮光率とUVカット率100%の生地を使っているため日傘としても活用できます。さらに撥水性も国内最高等級で、遮熱性もあるため、軽量コンパクトながらかなりの高性能です。また、傘ではあまり見られない高級感漂う箱入りのパッケージなので、ギフトにもお使いいただけます」
続いて、収納時に全長約11.5cmまで小さくなるコンパクトさを追求した極小サイズの晴雨兼用傘が、今期の新作となるWpc.の「遮光ミニマ」です。小さなバッグやポケットにもすっぽり入るサイズなので持ち運びにも便利です。
「一番の特徴は、手のひらサイズの小ささです。小さいとたたむ際にコツがいるものもありますが、これは収納袋にゆとりがあり、巻いてまとめるタイプなので、多少雑にたたんでもコンパクトにさっと収納できます。しかも、ベルトが太く調整もきくのでまとめやすいんです。さらに、UVカット率と遮光率が100%で、遮熱効果があるなど日傘としての機能も。カラーはオフホワイト、ブルー、モカ、グリーン、ブラックの5色展開なので、好みに合わせて選ぶことができます」
最後は注目の長傘を2本ご紹介します。「長傘も折りたたみ傘の流れと同様に、雨専用ではなく晴雨兼用の機能を備えたものも増えていて、売れています」と栗原さん。ここでピックアップされている2本はどちらも晴雨兼用傘で、機能性に富んだモデルです。
「使用後に手で生地をまとめる必要がなくベルトもいらない、閉じるだけで一気にたためる独自機構が好評の『シュパット』は今年リニューアルされて大きく軽くなりました」
「親骨が62cmから65cmと大きくなったにもかかわらず、骨の素材をスチールからグラスファイバーに変えたことで約30g軽量化。単純に重さが変わっただけでなく、傘の上部を軽くすることで重心バランスを整えているため、持ったときに軽く感じられます。柄もサイズ感に合わせて、65cmはしっかりとした握り心地のものになっています」
「ロフト限定モデルの『RE:PET ロングアンブレラ』は、廃ペットボトルをリサイクルしてつくられた環境に配慮した傘で、かつ機能を詰め込んだ1本です。軽くて丈夫なグラスファイバーの骨を12本使っているため風に強く、UVプロテクト加工が施されていて96%以上の紫外線遮蔽率を実現。多骨傘としては約460gと比較的軽めで、持っていてストレスを感じないのも魅力です。3色展開で、ネイビー、ブラック、グレーから選べます」
最新の傘は、軽さやコンパクトさで持ち運びの利便性を追求しつつ、耐風性やサイズアップで大雨や強風でもしっかり働いてくれるものが多くあります。しかもほとんどが晴雨兼用傘なので、どんな気象状況でも便利に使える1本を選んで、これからに備えてはいかがでしょう。
記事内の価格はすべて渋谷ロフト税込販売価格(6月5日時点)です。