FRB全体の見直し必要、成功度を検証すべき=米財務長官

ベセント米財務長官は21日、米連邦準備理事会(FRB)全体を一つの組織として検証し、これまで組織として成功してきたかどうかについて検討する必要があるとの認識を示した。6月撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)

[ワシントン 21日 ロイター] - ベセント米財務長官は21日、米連邦準備理事会(FRB)全体を一つの組織として検証し、これまで組織として成功してきたかどうかについて検討する必要があるとの認識を示した。

ベセント氏はCNBCに対し、トランプ大統領にパウエルFRB議長を解任しないよう助言したとの報道について、それは大統領が決定することだとしてコメントを控えた一方、関税について恐怖をあおるような発言がこれまであったことなどを理由に、FRBの見直しを行うべきだと指摘した。

「われわれがすべきことは、FRBという組織全体を検証し、それが成功してきたかどうかを調べることだ」と指摘した上で、「もしこれが連邦航空局(FAA)で、これほど多くのミスを犯していたら、原因を遡って調べるだろう」と述べた。

トランプ大統領は再三、金利を引き下げないパウエル氏を批判し、辞任を迫っている。

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