まるでジャックハンマー、「世界一鳴き声が大きい鳥」の候補に新たな2種 米チーム調査

(CNN) 世界で最も鳴き声の大きい鳥として、新たに2種類の野鳥が候補に加わった。

米マサチューセッツ大学アマースト校のチームが9月29日、進化生物学の専門誌「エボリューション」に発表した研究によると、「ハゲノドスズドリ」と「アカノガンモドキ」はいずれも、鳴き声の大きさが120デシベルを超えることが分かった。

チームに参加した進化生物学者のジョアン・C・T・メネゼス氏によると、身の回りで一番近いのはコンクリートの破砕などに使う工具、ジャックハンマーの音だという。メネゼス氏は博士号取得に向けた研究活動の一環として、元指導教員のジェフ・ポドス教授とともにこのテーマに取り組んだ。

「世界一鳴き声が大きい鳥」の候補の一つ、アカアシノガンモドキ/João Menezes

2019年の研究ではスズドリが最大125デシベルの声で鳴くと報告され、世界一声の大きい鳥としてギネス世界記録に認定されていたが、新たな2種類の鳴き声はこれに匹敵する。

研究チームによると、ハゲノドスズドリはスズドリと近い関係にあるため、ランキングの上位に入るとの「予感」があったという。

基準とされる1メートルの距離から計測したところ、20ミリ秒の平均が122.4デシベルを記録した。チームが録音した中で最も小さかった鳴き声は、ノドグロユミハチドリの64.1デシベル。ハゲノドスズドリの音圧レベルはその800倍という計算になる。

「最も鳴き声が大きい鳥」の可能性もあるハゲノドスズドリ/João Menezes via CNN Newsource

これらの候補のうちどれが「世界一」の座につくかは、何を基準にするかによって違う。

たとえば、個々の鳥の中で最も大きな鳴き声を出したのは1羽のハゲノドスズドリで、1メートル離れた場所での測定値が131デシベルに達した。だが瞬間的な最大音量の平均をみると、スズドリが127デシベルと、全6種類中のトップに立つ。

スコットランドのアバディーン大学で進化生物学を研究するキャサリン・シェアド氏はCNNとのインタビューで、世界一鳴き声の大きい鳥は「声の大きさをどう定義するかによって決まる」と述べ、計測の難しさを強調した。同氏は今回の研究に関与していない。

大きい鳥は鳴き声も大きい

研究チームは2018年12月から昨年1月までの間に、米マサチューセッツ州とブラジルで123種類の鳥の鳴き声を測定した。マサチューセッツ大学の発表によると、このうち113種類については、それまで鳴き声が記録されたことがなかったという。

関連記事: