地方選挙で負け続け、相次ぐ内憂外患 「燃えろサナエ」に喜ぶ高市早苗首相だが、囁かれる政権短命説

「なぜこうなのか」  高市早苗首相の表情がさえないという。官邸関係者によれば、地方の首長選で「勝てる」と聞かされていた自民党の推薦候補が負けることが相次いでいることが大きい。3月8日の石川県知事選をはじめ、3月29日の東京・清瀬市長選や兵庫・西宮市長選、4月12日の東京・練馬区長選、4月19日の福岡・嘉麻市長選など、毎週のように続いている。 【写真】自民党大会で国歌を歌った自衛隊員と小泉防衛相のツーショット撮影 「衆院選で大勝して思い通りのことができると張り切っていたら、地方の選挙では負け続き。上げ潮ムードから停滞気味になっていることでイラついているようだ」(官邸関係者)  アメリカとイランの紛争や物価高などの内憂外患に加え、4月12日の自民党大会では、陸上自衛隊の中央音楽隊の女性隊員が制服姿で国歌を斉唱したことが自衛隊法に触れるのではと問題になり、高市氏も説明に追われることになった。  党大会に参加したのは、ソプラノ歌手としても活動する鶫真衣(つぐみ・まい)三等陸曹。司会者から「陸上自衛隊が誇るソプラノ歌手」と紹介されて制服姿で舞台に立ち、見事な歌声で国歌を斉唱した。自民党広報が発信するXは、鶫氏の名前を入れて党大会の動画を投稿しているが、視聴回数は600万回超にのぼっている。  小泉進次郎防衛相は自衛隊員の働きに満足したのだろう。党大会終了後、鶫氏とツーショット写真を撮影し、その写真とともに、 〈党にとって重要な場で大役を担ってくれた〉  などとXに投稿した。だが、この写真とコメントは後に削除された。党大会後、自衛隊員が自民党大会に制服で参加したことが、自衛隊員の政治的行為を制限する自衛隊法61条に抵触しかねないと問題視され、批判的な報道が広がったためだ。  自民党は鶫氏の出演は、党大会の企画会社側が依頼したもので、鶫氏は「私人」として参加したと説明。小泉大臣も、 「制服を着て私人として行動することは問題がない」 「今回の件は自衛隊法違反にあたらない」  などと説明し、 「私は事前に報告を受けていなかった。仮に情報が上がっていれば別の判断もあり得た」  などと釈明している。ツーショット写真をXに投稿しておいて、「別の判断」ができたかは疑わしい。  高市首相も説明を求められ、 「当日会場に着くまで、自衛官がお見えになるとは知らなかった」 「法律的にも問題はない」  と答えているが、自衛隊員のゲスト参加は過去の党大会にはなかったことだった。

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