参政・神谷氏「米国批判しろは酷」 豊田氏「質問バズって、意地悪なメディアも…」党街宣
参政党の神谷宗幣代表ら党幹部は25日、東京・有楽町で街宣活動を行った。神谷氏は、イラン情勢を受けたエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡封鎖の解除を率先して日本は働きかけるべきだとし、「米国ともイランとも良い関係を作って、いかに日本を守るかが国会議員の仕事だ」と語った。安藤裕幹事長は令和8年度予算案の年度内成立にこだわる高市早苗首相に対し、政府が暫定予算案編成に着手したことを挙げ、「メンツは丸つぶれだ」と述べた。
神谷氏「石油の節約を」
参政党の神谷宗幣代表神谷氏は、ホルムズ海峡封鎖について「持久戦になる可能性がある。日本も(石油など)節約を始めないとまずい。来なくなった場合の代替手段を国民に伝えないとパニックになる。心構えがあればそれなりに準備する」と指摘した。
米・イスラエルのイラン攻撃を巡っては、党派を超えて国民生活を一義的に考えた対応を訴えた。「『イランと交渉しろ』と言ったら『イランの肩を持つのか』…。米国に文句を言わないと『お前は、米国の犬だ』と…。もうどっちでもいいわ。どうすれば国民生活や命を守れるかだ」と強調した。
「よく『米国を非難しろ』という左派の人もいる。気持ちは分かる。米国がやっていることは国際法に照らし、正しいことではない」と理解を示したうえで、「だったら、日本は国防をちゃんとしないといけない。米軍に守ってもらい、核の傘の下にいて、対等にモノをいえというのは、自民や総理に対してちょっと酷ではないか」と苦言を呈した。
イランが伝統的に日本と友好関係を築いてきたことについては「大東亜戦争で先人たちが(白人の国相手に)戦ってくれたから一定、日本にリスペクトがあった」と述べ、「今はもうない。完全に(米国などの)言いなりだから。でも余韻は残っている。余韻を使って交渉したらいい」と語った。
吉川氏「日本こそ先立って交渉を」
参政党の吉川里奈副代表ホルムズ海峡の日本船舶の通航に関し、茂木敏充外相は22日のフジテレビ番組で「たくさんの国のタンカーがいる。みんなが通れる状態を作ることが極めて重要だ」と述べ、日本の〝抜け駆け〟を否定した。
こうした考えに、吉川里奈副代表は「世界の中で調和を保つ日本こそが、先立ってイランと交渉しないと。そうでないと世界中が混乱する」と述べ、「高市総理にアジアを代表して、封鎖を突破する糸口を見つけてほしい。世界の中で咲き誇る日本を作るために、もっとしっかりやってほしい」と訴えた。
安藤氏「私の消費税質疑聞きたい」
参政党の安藤裕幹事長安藤幹事長は、1月の衆院解散で予算案審議がずれ込んだ一方、暫定予算に否定的な高市首相の姿勢を非難した。「予算提出が遅れれば、暫定予算を組んで本予算が成立するのは(大型)連休明けで仕方がない。そういう国会審議は野党とも協力しながら積み上げた議会政治の知恵だ。これを高市政権はぶち壊そうとしている。許してはならない」と語った。
安藤氏は財政・税制を強みとしており、「私の消費税の質疑もっと聞きたいでしょ。でも持ち時間が短すぎる。もっと時間くれ。消費税は廃止だ」と述べ、配分される質問時間を充実させるうえでも参院での参政党の議席増を訴えた。
豊田氏「MCの今野さんにMVPと…」
参政党の豊田真由子政調会長豊田真由子政調会長も、暫定予算案の編成着手に「最初からやれば良かったのに。変なの。私たちが言ってきたことが正しかったということですよね」と聴衆に同意を求めた。
豊田氏を巡っては、2日の衆院予算委員会で、消費税減税などを超党派で議論する建付けである一方、参政党は参加を呼びかけられなかった「社会保障国民会議」の設置上の法的根拠の乏しさや、国会審議の空洞化の恐れを指摘している。
豊田氏は、当時の質疑を振り返り「すごいバズりまして…。いつもはめちゃくちゃ意地悪するメディアの皆さんも『豊田議員の言っていることは正しいのではないか』と。(ユーチューブ番組)『選挙ドットコム』のMCの今野忍さんは『今回の国会のMVPは豊田氏だ』と言ってくれた」と〝反響〟をアピールした。
そのうえで「私たちがやってきたこと、これからやろうとしていることは間違いない。日本のより良い未来に向かって走り抜けていきましょう」と声を張った。
参政党がJR有楽町駅前で行った街宣活動=3月25日午後、東京都千代田区(奥原慎平撮影)参政党の街宣活動では、アンチが集団で駆け付け、大声でヤジったり、誹謗中傷するプラカードを掲げたりするといった妨害活動が繰り返されたが、この日は見られなかった。(奥原慎平)