寺西飛香留が首位通過 森田理香子は8年ぶり出場ならず/日本女子オープン最終予選
10月2日開幕の国内メジャー「日本女子オープン」(兵庫・チェリーヒルズGC)に向けた最終予選が2日間36ホールの日程で行われ、通過者が決定した。
最終予選は千葉・鷹之台CC(2Aブロック)、兵庫・小野GC(2Bブロック)の2会場で実施。2Aでは女子で初めて日本ゴルフツアー機構(JGTO)のツアープレーヤーとなり、今季男子ツアー2試合に出場している寺西飛香留が通算2アンダーでトップ通過。初日「66」から2日目「76」とスコアを落としながら、首位を守り切った。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストに合格していない寺西はアマチュア時代にレギュラーツアー5試合を経験しているが、日本女子オープンは初めてとなる。
17歳のアマチュア・戸高玲奈が1アンダー2位。レギュラーツアー1勝の三ヶ島かなが2オーバー8位。阿部未悠、ルーキーの吉田鈴らが3オーバー14位で出場権を獲得した。24人が通過した同会場では若林舞衣子、新垣比菜、臼井麗香、葭葉ルミらが涙をのんだ。前週「ニトリレディス」2位の大出瑞月は2日目で途中棄権。初日「80」をたたいた都玲華も棄権した。
2Bでは「68」「67」で回って通算9アンダーとした福山恵梨がトップ通過。16歳のアマチュア・小田祐夕が1打差で続いた。ニトリレディスで30位に入ってベストアマとなった、同じく16歳のアマチュア・後藤あいは初日「65」で首位に立った貯金を生かし、7アンダー3位で出場権を得た。
レギュラーツアーで戦う木下彩、藤田かれん、中村心ら24人が同会場で突破を決めた。後藤未有はイーブンパーで通過ラインに1打及ばず。元賞金女王の森田理香子は5オーバー、横峯さくらは8オーバーで切符を逃した。森田は2週後の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で今季初のツアー出場を予定している。
<日本女子オープン出場資格一覧> ・2025年「日本女子アマ」優勝者※ ・2024年「日本女子ミッドアマ」優勝者※ ・前年大会ローアマチュア※ ・世界ランキング上位20位(2025年7月28日付) ・過去10年(2015~24年)の歴代優勝者 ・前年大会トップ15 ・昨季メルセデスランキング上位30位 ・今季メルセデスランキング上位30位(2025年8月18日時点) ・直近5年(2021~25年)の「ソニー日本女子プロ選手権」優勝者 ・2024年大会翌週から25年大会前週までのJLPGAツアー優勝者 ・最終予選通過者 ・JGA特別承認者
※はアマチュア資格保持者のみ