【函館記念】(函館)早めに仕掛けたヴェローチェエラが直線で後続を突き放して38年ぶりレコードⅤ|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI

函館11Rの第61回函館記念(3歳以上GIII・芝2000m)は10番人気ヴェローチェエラ(佐々木大輔騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分57秒6(良)。1馬身半差の2着に6番人気ハヤテノフクノスケ、さらにクビ差の3着に14番人気マイネルメモリーが入った。

ヴェローチェエラは栗東・須貝尚介厩舎の4歳牡馬で、父リアルスティール、母イプスウィッチ(母の父Danehill Dancer)。通算成績は11戦5勝。

レース後のコメント

1着 ヴェローチェエラ(佐々木大輔騎手) 「ちょっと先週、今週と続いて結果が出ていなかったので、勝ててほっとしました。先生と向正面途中で動いていけたら、という話をしていたので、イメージ通りに乗れたと思います。道中だいぶ馬もリラックスして走れていた分、ゴーサインを出したらすんなり動けていたので、道中力を抜いて走れていたことが、後半につながったかなと思います。手応えも良かったです。(レコード勝ちについては)函館は始まってからだいぶ時計の速いレースが続いていましたし、馬の力もあると思います。まだ少し緩さも残しながらの今回だったので、もう少し馬自身が良くなってくれたら、もう少し上の段階でもやれると思うので期待していいのかなと思います。(函館は)おととし、去年と自分の中で流れのいい競馬場だと思っているので、そこでもう一度重賞を勝てたことを嬉しく思いますし、後半戦も頑張っていきたいです」

2着 ハヤテノフクノスケ(横山武史騎手) 「調教の感じがかなり良くなかった中で、よく頑張ってくれたと思います。相当能力があります」

3着 マイネルメモリー(菱田裕二騎手) 「調教の動きが良く、パドックで騎乗した時にも状態の良さを感じました。速い流れの中、良い脚を使ってくれましたし、良い内容だったと思います」

4着 ディマイザキッド(岩田康誠騎手) 「速い流れについていくのに一苦労しました。追い上げてはきましたが、最後の最後に脚が上がりました」

5着 ランスオブクイーン(斎藤新騎手) 「時計勝負になりましたが、道中、今まで以上に抱えられましたし、差のない競馬ができました。洋芝の適性もありました。よく頑張っていると思います」

6着 アルナシーム(藤岡佑介騎手) 「勝ち馬の位置が欲しかったです。勝負所で加速するのに時間がかかったのは、59キロが響いたのだと思います」

8着 ボーンディスウェイ(木幡巧也騎手) 「やりたい競馬はできました。ペースは速かったのですが、決め手のあるタイプではないので、あれ以上引くことはできませんでした」

10着 トップナイフ(横山和生騎手) 「課題のスタートは出ましたし、やりたいことはできました。動ける態勢ではありましたが、100点の出来ではありませんでした」

11着 マコトヴェリーキー(北村友一騎手) 「小回りでこの時計では、器用さに欠けるこの馬には厳しかったです。コーナーでスピードに乗せることができませんでした」

12着 マイネルモーント(丹内祐次騎手) 「手応えが無く、直線で脚を使えませんでした」

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